ネオキャリアが高校部活動へのスポンサー支援を初実施…國學院久我山高バスケ部と契約

バスケットボールキング編集部

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　9月12日、人材総合サービスを展開する株式会社ネオキャリアは、同社が運営する企業と高校部活動をつなぐスポンサーマッチングサービス「Bスポンサーズ」を通じて、國學院大學久我山高等学校バスケットボール部とスポンサー契約を締結したことを発表した。

　ネオキャリアは2025年3月に「Bスポンサーズ」を立ち上げ、教育現場への支援を推進。少子化や地域間格差などにより、部活動の現場は資金や指導体制の不足といった課題を抱える一方、主体性や協調性など社会で必要とされる“非認知能力”を育む重要な機会ともされている。こうした背景を踏まえ、同社はプロスポーツ支援や採用・広報ノウハウを活かし、教育支援と企業活動の両立を目指している。

　初の支援対象となった國學院久我山高バスケットボール部は、インターハイ出場の実績を持つ強豪校。同社は「支援を必要とする学校」であるかどうかに加え、今後のロールモデルとなる資質を重視したといい、部員自らYouTubeなどを通じて発信活動にも積極的な点を評価。競技実績や発信力、主体性を備えた同部を「Bスポンサーズ」の象徴的パートナーと位置づけた。

　すでに2025年7月にはバスケットボールの寄付を行い、8月には部員がネオキャリアのオフィスを訪問して交流。さらに「U18日清食品リーグ」では、同社のロゴを掲出したユニフォームを着用して試合に臨んだ。今後は遠征費や備品購入費の支援に加え、スポーツ活動支援アプリ「SportsBank」を活用した運営支援、進路やキャリア形成を目的としたセミナー・ワークショップの開催など、多面的なサポートを予定している。

　國學院久我山高バスケットボール部顧問の酒井良幸氏は「これまでは主にOB会からの支援に頼ってきましたが、限界を感じているのが現状でした。今回、Bスポンサーズを通じてご支援をいただけることは、生徒やOBの負担を軽減するだけでなく、活動の幅を広げる大きな力となります。それと同時に、民間企業の皆さまと交流する機会を得られることも、普通の高校生活ではなかなか経験できない貴重なメリットです」とコメント。選手たちの挑戦を後押しする支援に大きな期待を寄せた。

　ネオキャリアは今後、今回の取り組みを通じて「Bスポンサーズ」の意義を広く発信し、支援の輪を全国の高校や地域へと広げていく方針だ。