2025.11.24
「目標はチャンピオンシップ(CS)出場。ダークホース的な存在になっていきたい」
今シーズンからキャプテンに就任した並里成のこの言葉が大言壮語ではないことを、新生・ファイティングイーグルス名古屋は初陣となった「AICHI CENTRAL CUP 2025(ACC)」で証明してみせた。
昨シーズン、30勝30敗の中地区5位でシーズンを終えたFE名古屋は、2019-20シーズンから大阪エヴェッサでアシスタントコーチを務めていたルーベン・ボイキン氏をスーパーバイザーコーチ(SVC)として迎え入れ、変革へと舵を切った。
陣容も大きく変化した。攻守においてチームの核を担っていたアーロン・ヘンリーが名古屋ダイヤモンドドルフィンズへ、佐土原遼が琉球ゴールデンキングスへ移籍。新加入選手は高卒ルーキーが1人、フィリピン代表のフランシス・ロペスを含め大卒ルーキーが4人のほか全員が20代と大幅に若返った。若い選手の爆発力と、並里成、笹山貴哉、保岡龍斗、ショーン・オマラら経験豊富な選手の安定感。その相乗効果で初のCS出場を目指す。
ボイキンSVCが目指すのは、スピーディーでフィジカルなバスケット。そして、何より指揮官が大事にしているのは、「全員が自信を持ってプレーすること。外したとしても自信を持ってシュートを打ってほしいと常にリマインドしています。どんなことが起こっても、チーム全員で一体となって戦い続けたい」。
ACCに続き、Bリーグでもバスケファンを驚かす準備はできている。

ルーキーシーズンに臨む須藤タイレル拓[写真]=B.LEAGUE
身長は184センチながら、類まれなる身体能力と210センチのウイングスパンで軽々とダンクを決める。ACCでは2試合に先発、高い跳躍力を活かしてリバウンドでも貢献した。陽気な性格で、「最初に体育館に来て一番遅くまで残っている努力家」(ボイキンSVC)。オンコート・オフコートの両方でチームに良いエネルギーを与えている。初参戦となるBリーグの舞台で大暴れする。
文=山田智子
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