2025.11.29
11月19日、バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング22位)が練習を公開した。「FIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア地区予選Window1」に向けて準備が進む中、長崎ヴェルカで西地区首位を走る馬場雄大が囲み取材に応じ、合宿の雰囲気や復帰組への思い、さらに自身のコンディションや大会への視点を語った。
今回の合宿には、馬場がアルバルク東京に在籍していた当時のチームメートである安藤誓哉と齋藤拓実が久々に招集された。馬場は「変わらず仲良くやれている。久しぶりの2人がスムーズに入れるよう、密にコミュニケーションを取っている」と明かし、“元バルク”が代表で再びコートに立つことへの期待を口にした。また、「この2人が今まで入っていなかった理由がわからないほど。積み重ねてきたものを見ても代表でも楽しみ」と期待を口にした。
合宿序盤の印象については「選手一人ひとりがしっかり準備している。良い雰囲気で始められている」とコメント。安藤や齋藤の合流を含め、これまでとは少し構成が変わったチームが新たな要素を加えながらスタートを切ったことに手応えを感じている様子だった。
また、若手選手の台頭や新戦力の加入にも触れ、「それぞれが選ばれた理由を理解している。自分たちがアップデートした姿を見せる必要がある」と話し、代表全体がレベルアップに向けた意識を共有していることを強調した。
今シーズンのBリーグでのコンディションについては「かなり良い」ときっぱり。好調長崎では各選手の役割が明確となり、自身について「100パーセントコミットできている」と語った。「僕に限らず長崎の選手全員がそういうスタンスでやれている。それが勝敗にもつながり、ケガなくプレーできている要因だと思う」とし、チームとしての充実ぶりが自身のパフォーマンスにも直結していることを示した。
馬場は、「1つずつ勝っていかないとロサンゼルス五輪を語る段階ではない」と慎重な姿勢を見せつつ、「試合を重ねるごとにチームとして成長し、次につながる形を作りたい」と前を向いた。昨年のパリオリンピック、そして今夏のFIBAアジアカップで味わった悔しさを胸に、国際舞台でのリベンジを見据えている。
初戦となるチャイニーズ・タイペイ戦に向けても、「目の前の試合を戦い続けることが大事」とし、積み重ねてきた経験を礎に大切な試合に向けて心の揺らぎはない。重要なウィンドウに挑む代表の中で、幾度となく修羅場をくぐってきた馬場の視点は、チームを引き締める要素となっている。
勝利が求められるチャイニーズ・タイペイとのホーム&アウェー2連戦。11月28日の1戦目はGLION ARENA KOBEで19時5分、12月1日の2戦目は新荘体育館で20時ティップオフ予定だ。
文=入江美紀雄
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