2025.11.28
11月19日、バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング22位)が練習を公開した。「FIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア地区予選Window1」に向けて準備が進む中、横浜ビー・コルセアーズの安藤誓哉が囲み取材に応じ、久々の代表活動や役割への意識、そしてチャイニーズ・タイペイ戦への意欲を語った。
安藤は代表合流の心境について「負けられない戦いがすぐそこにあって、楽しみな気持ちと緊張があります。でも、それよりも準備しなきゃいけないという気持ちが強いです」とコメントした。「このユニフォームを着たいという気持ちはありましたし、必要とされていると感じました。最年長として全てをコミットしたいです」と述べ、Window1での勝利に向けて気持ちを整えている様子を見せた。
トム・ホーバスヘッドコーチも、今回の安藤へ期待を寄せる。ポイントガード陣については河村勇輝が不在、佐々木隆成(三遠ネオフェニックス)とテーブス海(アルバルク東京)が負傷している状況に触れつつ、「ペイントアタックをできる選手が必要」と説明。さらに「誓哉はこれまでケガなど色々あったが、今回は120パーセントやりたい気持ちがある。彼のエンジンや熱い気持ちはチームにフィットすると思う」と話し、ベテランとしての役割に期待を示した。
安藤は8月、サウジアラビアで行われたアジアカップを外から見て得た課題として、短期間で試合を迎える代表特有の連携面を挙げる。「ペイントタッチやクリエイトの部分、そして連携が重要です。入ったから変わるというより、入るからにはトライしなきゃいけない気持ちがあります。スペーシングや連携はコミュニケーションが鍵です」と語り、限られた期間でのチーム作りを重視する姿勢を示した。
今回の役割については、ホーバスHCから「考えすぎず、普段通りアグレッシブに」と求められているという。「スタイルは変えずに、自分がどこでアグレッシブになれるかを考えています。インサイドのジョシュ(ホーキンソン)たちと話しながら、どこでクリエイトすべきかを詰めていきたいです」と述べ、コンビネーションの構築を進めている。
ボール保持の時間については「横浜よりボールを持つ時間が多くなるかもしれないと言われています。深く考えすぎず、対人練習の中でどう生かすか」と語り、今後の合宿の中で役割をはっきりさせていくつもりだ。
復帰への思いについては「自分の力を注ぎたい。来たからには勝ちたいという思いだけです」と述べ、Window1初戦となるチャイニーズ・タイペイ戦への強い覚悟を改めて示した。
安藤が覚悟を決めて臨むチャイニーズ・タイペイとのホーム&アウェー2連戦。11月28日の1戦目はGLION ARENA KOBEで19時5分、12月1日の2戦目は新荘体育館で20時ティップオフ予定だ。
文=入江美紀雄
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