2026.10.15
10月22日、日本バスケットボール協会(JBA)は女子日本代表/U18 活動・大会振り返り に関するメディアブリーフィングをオンラインで開催した。JBAの萩原美樹子強化副委員長兼女子強化部会長(女子日本代表 強化委員会部会長)が、今シーズンの女子日本代表および女子U18日本代表の大会結果と活動成果を総括するとともに、女子代表のコーリー・ゲインズヘッドコーチの続投とその理由や、今後の強化ロードマップについて説明した。
今シーズンの女子日本代表は、FIBA女子バスケットボールワールドカップにおいて予選を突破したものの、準々決勝決定戦で敗退し、目標としていたベスト8に届かず12位で大会を終えた。このブリーフィングに先立ち、10月19日に行われた強化部会において大会の振り返りと総括が行われたが、関心を集めていたゲインズHCの進退について、萩原強化部会長は「体制につきましては、コーリーHCが続投します」と明言した。
補足に立った吉田長寿強化育成統括本部長によると、ゲインズHCとは元々2028年のロサンゼルスオリンピックまでを任期としてHC契約を締結している。大会ごとの総括を経て引き続き任せるという方針が、今回の強化部会で改めて確認された形だ。コーチ陣などのスタッフ体制については、部会での報告内容を踏まえ、小栗弘代表ダイレクターらと協議しながら今後決定していく。なお、大会の分析・検証結果については、テクニカル部会が作成する総括レポートが追って公開される予定となっている。
女子ワールドカップの戦いを通じて得られた収穫面としては、前回大会から改善が見られたディフェンスリバウンドや、ゲインズHCが掲げる「スイッチカウンター」の戦術的意図がチームに浸透し始めた点が挙げられた。一方で、パリオリンピック以降さらに加速するヨーロッパ勢の急速なレベルアップや、日本の積年の課題であるサイズ差(リバウンドやポスト防衛)の厳しさが改めて浮き彫りとなった。萩原強化部会長は「ワールドカップを単なるプロセスとして見ているわけではないが、今大会で出た課題を修正し、2028年のロサンゼルスオリンピックへつなげていきたい」と語った。
さらに大会を通じて新たな課題も明確になった。日本の最大の強みである3ポイントシュートを相手に警戒・対策された際のアジャスト策として、スクリーンのリード&リアクトや判断力の向上、ペイント周辺でのフィニッシュ力の強化、そしてゲインズHCの目指す戦術スタイルをより厳密に遂行することが挙げられた。
これらの課題を克服すべく、JBAはWリーグとの連係をさらに深める方針だ。昨シーズンからの外国籍選手解禁により、日常の練習や試合から世界基準の高さに挑む環境ができつつある中、今後は両者で定期的な協議の場を設け、スケジュールや規定の見直しを含めた環境整備を通じて、国内リーグから国際競技力を引き上げていくとした。

続投が発表された女子日本代表のゲインズHC [写真]=fiba.basketball
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