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1月6日、さいたまスーパーアリーナで「第93回天皇杯・第84回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」ファイナルラウンド(男女準々決勝~決勝)の女子準決勝が2試合行われた。富士通レッドウェーブは第2試合でデンソーアイリスと対戦した。
試合は68-87でデンソーアイリスに敗れ、富士通は皇后杯をベスト4という結果で終えた。ポイントガードとして富士通を率いた町田瑠唯は、「悔しいです。自分たちの持ち味はディフェンスからブレイクを出すことなんですけど、相手がオフェンシブ・リバウンドが強いということが分かっていても、それを奪われてしまい、セカンドチャンスでやられたりとか、いい形でブレイクを出せなかったです」と振り返った。
決勝に進んだデンソーとの違いを聞かれると「フリースローやリング下のシュートなど、決め切れるはずのシュートを自分たちがポロポロ落としてしまいました。その一方で相手(デンソー)はタフショットでも決めてきていました。自分たちのディフェンスがついていても、シュートを決めてきたりしていましたので、そこの差もあるのかなと思います」と町田は答えた。
とはいえ、新加入選手が多い中、シャンソン化粧品 シャンソンVマジックとの試合で逆転勝ちを収めるなど、富士通にとって収穫がなかったわけではない。「シャンソン化粧品との試合はしんどい時にディフェンスで粘って、リバウンドを取ってからブレイクという走る形を取れていましたので、そこをシャンソン化粧品の時だけでなくて、これからのリーグ戦でも継続してやっていけたらいいかなと思います」。1月13日から再開するリーグ戦に向けて、ポイントとなる要素が見えてきたようだ。
チームとしては「まだまだ課題ばかりだと思います」と語った町田だが、「全員で守る気持ち、粘ってディフェンスをすること。今日はできなかったりしていましたけど、そういうのが出てきたことは、すごくいいのかなと思いました。それをちゃんと継続してやることができれば、もうちょっとレベルアップできるのかな、と思っています」と課題の1つがクリアできそうだと明かした。
今季はチームのキャプテンではないものの、ポイントガードであれば、チームメートをまとめることを求められることもおおいにあるはず。今大会で得た収穫を継続し、課題の1つ1つをかみ砕いてチーム全体で改善に取り組むことができれば、チームはさらに良い方向へ向かうことができるはずだ。