2019.02.08

好調の京都を名古屋Dは止められるか!? 爆発力の高い両外国籍選手のパフォーマンスに注目

バスケットボールキング編集部

名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs京都ハンナリーズ(@パークアリーナ小牧)
第1戦:2月9日16時5分、第2戦:2月10日15時5分

 男子日本代表がFIBAワールドカップ2019出場に向けて負けられない大一番、アジア2次予選Window6を控え、今節が終了すると3月2日までB1リーグは試合が組まれていない。それだけに今節顔を合わせる名古屋ダイヤモンドドルフィンズ京都ハンナリーズとも、チャンピオンシップ進出争いで目下のライバルであるだけに白星をあげてオフに入りたいはずだ。

 この対戦は第20節、1月23日にハンナリーズアリーナで行われ、この時は89-83で名古屋Dが勝利した。この試合、京都のデイヴィッド・サイモンが29得点14リバウンド、ジュリアン・マブンガが26得点8リバウンド10アシストと好スタッツをたたき出すも、名古屋Dはマーキース・カミングスの26得点を筆頭に、グレイグ・ブラッキンズが13得点9リバウンド、安藤周人が13得点、さらには中東泰斗が10得点と、バランスのいい攻撃で試合開始から終始リードを守り、勝ち星をあげたのだった。

 しかし、名古屋Dに敗れた後の京都は北海道、琉球、川崎から5連勝を挙げるなど、俄然勢いが増してきている。名古屋D戦でも活躍したサイモンはこの間、1試合平均で28.8得点9.8リバウンド、マブンガは20.2得点9.0アシストをあげるなど、好調をキープしつつアウェーに乗り込んでくると言えるだろう。

 迎え撃つ名古屋Dはジャスティン・バーレルのインジュアリーリスト登録を受け、かつて千葉や琉球でプレー経験を持つヒルトン・アームストロングと契約を締結した。そのアームストロングは合流早々、18得点14リバウンドのダブルダブルを達成。さらにその後2試合にも先発出場を果たし、平均12.0得点11.0リバウンドと安定した数字を残しており、早くもチームにフィットして本領を発揮していると言えるだろう。マーキース・カミングスとのコンビネーションにも問題がなさそうだ。

 今回の対戦では互いの外国籍選手がどのような活躍を見せるかに勝敗のカギが隠されていると言える。それだけに、それを引き出すガード陣のパフォーマンスからも目が離せない。名古屋Dの笹山貴哉、京都の伊藤達哉のゲームマネージメントぶりにも注目だ。

文=入江美紀雄

■ロースター
・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
中務敏宏
笹山貴哉
張本天傑
安藤周人
中東泰斗
ジャスティン・バーレル(インジュアリーリスト)
クレイグ・ブラッキンズ
満田丈太郎
小林遥太
菊池真人
笠井康平
マーキース・カミングス
木下誠
ヒルトン・アームストロング

・京都(ヘッドコーチ:浜口炎)
伊藤達哉
晴山ケビン
綿貫瞬
鶴田美勇士
岡田優介
玉木祥護
岸田篤生
シャキール・モリス
ジュリアン・マブンガ
内海慎吾
頓宮裕人
デイヴィッド・サイモン
片岡大晴

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