2020.01.21

復調の兆し見える京都ハンナリーズ、守備で琉球ゴールデンキングスのリズムを狂わせることができるか

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京都ハンナリーズvs琉球ゴールデンキングス(@ハンナリーズアリーナ)
1月22日19時5分

 13連敗という長いトンネルを抜けた後に4連勝と復活の狼煙を上げつつある京都ハンナリーズは、バイウィーク明けの前節も島根スサノオマジックとの激闘を制して5連勝。第2クォーターに28失点とディフェンスが崩れたが、オフェンスではジュリアン・マブンガデイヴィッド・サイモンが得点を着実に伸ばしたほか、新戦力の寺嶋良が16得点と活躍したのが効いた。中でも第4クォーターは9得点2スティールと躍動。前々節2戦目に続く2ケタ得点で、早くもチームのローテーションに加わるだけの信頼を勝ち取った感がある。

 一方、琉球ゴールデンキングス滋賀レイクスターズに敗れたことで大阪エヴェッサと勝率で並び、直接対決の結果によって西地区首位の座を明け渡した。第1クォーターこそデモン・ブルックスらの活躍で27得点と先手を取ったものの、第2クォーター以降は滋賀の力強いオフェンスを止めることができず、11試合ぶりに失点が90点に乗ってしまった。これで今季3度目の連敗となり、今節は今季まだ経験のない3連敗を免れなければならないが、ケガで戦列を離れていた田代直希がオールスターでわずか39秒ながらコートに立ち、今節は本格復帰の期待がかかる。

 今季のこの顔合わせはすでに3試合を消化しているが、すべて12月。京都の13連敗の真っ只中とあって、いずれも20点以上の差がついた。しかし、ダウンしていた京都の得点力が第13節の2戦は70点台後半と回復の兆しを見せ、その後の連敗脱出につながった。前節も40分間安定して得点を重ねたオフェンスを今節も維持することが、ホームで琉球にまず1つ借りを返すための大前提。その上で、前節敗れたとはいえターンオーバーを4個しか犯していない琉球のオフェンスをいかに狂わせるか。シーズン後半の逆襲に向け、リーグで3番目に失点が多いディフェンスの改善は必須。この琉球戦は、その手応えをつかむための戦いとしたい。

文=吉川哲彦

■ロースター
・京都(ヘッドコーチ:浜口炎)
寺嶋良
ジェシー・ゴーバン
中村太地
大庭岳輝※特別指定
村上直
綿貫瞬
鶴田美勇士
岡田優介
玉木祥護
松井啓十郎
ジュリアン・マブンガ
内海慎吾
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン

・琉球(ヘッドコーチ: 藤田弘輝)
石崎巧
福田真生
並里成
デモン・ブルックス
ナナー ダニエル弾※特別指定
長谷川智伸
岸本隆一
寒竹隼人
田代直希
満原優樹
小野寺祥太
ユージーン・フェルプス
ジャック・クーリー
牧隼利※特別指定

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