2021.01.29

競り合いが予想される一戦、どちらのベテランがいぶし銀のプレーで勝利を手繰り寄せるか

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

レバンガ北海道vs 京都ハンナリーズ(@北海きたえーる)
第1戦:1月30日16時5分 第2戦:1月31日13時5分

 3シーズンぶりの5連勝とはならなかった。レバンガ北海道は前節、秋田ノーザンハピネッツとのアウェーゲームを73−79で落とし、東地区最下位脱出ならず。6点リードで迎えた最終クォーターは、相手の43.8パーセントというフィールドゴールパーセンテージに対し17.6パーセント。ターンオーバーでも0に抑えた秋田に対し4つのミスを犯してしまい、この10分間を14−26とされた。4連勝の勢いのままに秋田からも今シーズン2勝目を奪いたいところだったが、勝負どころで失速してしまった反省点は今節に生かしたいところだ。

 北海きたえーるで開催される第19節の2連戦。北海道は京都ハンナリーズを迎え撃つ。その京都も前節は黒星。シーホース三河に17個のオフェンスリバウンドを取られて主導権を握られると、金丸晃輔に27得点、カイル・コリンズワースにダブルダブルの活躍を許して敗れた。

 ここまでの平均得点と平均失点を見ると、北海道が77.0得点82.0失点、京都は78.6得点84.8失点とあまり差がない。レギュラーシーズン最初で最後となる両者の対戦は競り合いが予想されるだけに、ワンプレーがきっかけで勝敗が決まる可能性もあり得る。ホームの北海道は2連続スタメン出場中の多嶋朝飛桜井良太が豊富な経験値を生かして試合をコントロールできるか。対する京都は、三河戦で26分の6に留まった3ポイント確率を向上させたいところ。松井啓十郎をオープンにさせるプレーを何度作れるかが1つのポイントとなる。

文=小沼克年

■ロスター
・北海道(ヘッドコーチ:宮永雄太
橋本竜馬
ジョーダン・テイラー
牧全
葛原大智
中野司
多嶋朝飛
ファイ・パプ月瑠
桜井良太
中村拓人 ※特別指定
玉木祥護
内田旦人
山口颯斗 ※特別指定
ニック・メイヨ
ジャワッド・ウィリアムズ

・京都(ヘッドコーチ:小川伸也)
寺嶋良
會田圭佑
大庭岳輝
久保田義章
松井啓十郎
満田丈太郎
レイヴォンテ・ライス
石谷聡
細川一輝
ジャスティン・ハーパー
内海慎吾
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン

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