2021.03.02

3連勝を狙う滋賀レイクスターズ、1試合をとおしてディフェンスの集中力を保ちたい

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

滋賀レイクスターズvs広島ドラゴンフライズ(@ウカルちゃんアリーナ)
3月3日19時15分

 3連勝を狙う西地区6位滋賀レイクスターズに、同最下位の広島ドラゴンフライズが挑む。8連敗のストップ、さらには尺野将太ヘッドコーチ新体制で初勝利を目指す。

 滋賀は前節、三遠ネオフェニックス戦で2連勝を飾った。晴山ケビンが欠場する中、代わって先発起用の前田怜緒がその穴をカバーし、キャプテンの狩俣昌也、特別指定選手の野本大智らも勝利へ大きな貢献を見せた。第2戦の後半に最大16点差から一時1点差まで追い上げられたことを考えれば、終盤の試合運びは課題だが、約1カ月ぶりに同一カード2連戦を勝ち切ったことは、シーズン終盤に向けて勢いをもたらしそうだ。

 一方の広島は前節、2戦連続で千葉ジェッツに100点ゲームで完敗を喫した。それでも第1戦はリバウンドやルーズボールなど球際で激しさを見せ、トーマス・ケネディの29得点を筆頭に出場12人中11人がスコアし、90点に迫るオフェンスで食い下がった。また、今シーズン出場機会の限られている森山修斗が両日ともに6分以上起用されるなど、新指揮官は総力戦で戦う姿を印象づけた。

 両チームの前回対戦は昨年12月にさかのぼり、滋賀が109-97で打ち合いを制した。ただ、この試合も29点リードから広島の追い上げを許した展開だっただけに、滋賀は今節こそ1試合をとおしてディフェンスの集中力を切らさずにゲームを進めることが求められる。対する広島は、B1でトップ3に入る滋賀の3ポイントシュートを封じることができるか。良いオフェンスにつなげるためにも、ディフェンスで波に乗りたい。

文=大橋裕之

■ロスター
・滋賀(ヘッドコーチ:ショーン・デニス)
ジョナサン・オクテウス
村上駿斗
狩俣昌也
ジョーダン・ハミルトン
晴山ケビン
今川友哲
アンガス・ブラント
野本大智 ※特別指定
伊藤大司
頓宮裕人
前田怜緒

・広島(ヘッドコーチ:尺野将太)
ジャマリ・トレイラー
トーマス・ケネディ
朝山正悟
岡本飛竜
アイザイア・マーフィー
グレゴリー・エチェニケ
柳川幹也 ※特別指定
田渡凌
田中成也
荒尾岳
古野拓巳
谷口大智
森山修斗

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