前節はともに黒星…秋田ノーザンハピネッツは攻撃、滋賀レイクスターズは守備の修正が必須

小沼克年

フリーライター

秋田ノーザンハピネッツ

2021.03.06 14:05 T.O.
試合終了
CNAアリーナ☆あきた

滋賀レイクス

■秋田ノーザンハピネッツvs滋賀レイクスターズ（@CNAアリーナ☆あきた）
第1戦：3月6日14時5分　第2戦：3月7日14時5分

　前節、シティホールプラザアオーレ長岡に乗り込んだ秋田ノーザンハピネッツだったが、新潟アルビレックスBBに20点の大差をつけられた。第3クォーターで11−23と引き離されたほか、各クォーターで20点以上奪うことができず、計53得点と振るわなかったオフェンスが敗因に挙げられる。なかでも3ポイントシュートは15分の2という成功率に終わり、長谷川暢、保岡龍斗、中山拓哉らのガード陣はいずれも2得点に留まった。

　中2日で迎える滋賀レイクスターズとの2連戦では、ガード陣の奮起に期待したい。また、新潟戦当日にアジア特別枠としての加入が発表された王偉嘉は、さっそく得点と2つのオフェンスリバウンドをマーク。カディーム・コールビーを欠くインサイドの救世主になれるか注目だ。

　対する滋賀も、3日の広島ドラゴンフライズ戦では20点差で敗戦。この日は相手の3ポイントが高確率で決まり、トーマス・ケネディと田中成也に3本、朝山正悟には6本中6本の長距離砲を射抜かれてしまった。ペイント内でも28得点を奪われたグレゴリー・エチェニケを止められず、守備に大きな課題を残す結果に。今回も昨年12月以来となるホームでの勝利を届けられなかった。

　敵地で迎える今シーズン初の秋田戦。チームは40分間ハードなディフェンスを貫くことが勝利への近道。キャプテン・狩俣昌也のリーダーシップが問われるほか、攻撃では3試合連続で2ケタ得点を記録しており、指揮官のスタメン起用に応えている前田怜緒に期待したい。

文=小沼克年

■ロスター
・秋田（ヘッドコーチ：前田顕蔵）
王偉嘉
 大浦颯太
 細谷将司
 野本建吾
 アレックス・デイビス
 渡部琉 ※特別指定
伊藤駿
 中山拓哉
 長谷川暢
 多田武史
 保岡龍斗
 ハビエル・カーター
 カディーム・コールビー ※インジュアリーリスト
古川孝敏