2021.09.22

開幕節で神奈川ダービー勃発! 「より盛り上がる」と篠山竜青と生原秀将が意気込み

両チームの司令塔が開幕戦に向けて意気込みを語った[写真]=B.LEAGUE
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 9月30日に2021-22シーズンの幕が開けるBリーグ。今シーズンも熱い戦いが期待されるなか、開幕戦で相対する篠山竜青川崎ブレイブサンダース)と生原秀将横浜ビー・コルセアーズ)が合同取材に応じた。

 開幕戦で“神奈川ダービー”を戦うこととなった両者。篠山が「しっかり勝って勢いをつけたい。より盛り上がる試合になると思うので、すごくワクワクしている」と話せば、対する生原も「ダービーということでお客さんもたくさん来られると思うし、注目していただける試合だと思うので精一杯頑張りたい」と意気込みを語った。

「日本代表にもこれから絡んでいける」と篠山が称賛する選手とは

 19日に川崎は今シーズンのチームスローガンを「MOVE」であると発表。これはチームのスタイルにも反映されるようで、ファンに注目してほしいポイントとして篠山は、「昨シーズンよりももっともっとボールも人も動き続けるというのをテーマにやっている。足を止めずに動き続けて、ハイエナジーを40分間持続する」とコメント。

 24歳の前田悟、25歳の綱井勇介が加わったロスターについては「非常に若返った」と篠山は評し、鎌田裕也の復帰によって「インサイドに厚みが出た」ことも強調。そのなかでシーズンのキーマンとしては前田の名前を挙げ。以下のように同選手への期待を語った。

富山グラウジーズでもう力は証明していますが、もっと高いところに行ける選手だと思う、日本代表にもこれから絡んでいけると思うので、しっかり川崎で成長して日本を代表するウィング、シューターになってほしい。高いところを求めてもいいのかなという期待も込めて、カギを握る選手だと思う」

 一方、新たに青木勇人氏を指揮官に迎えた横浜の生原は、「プレーの一つひとつが昨シーズンと異なる。特に若い選手が増えたので、エネルギッシュな部分を見ていただきたい」とファンへのアピールポイントを力説。レイトン・ハモンズら新たに加わった選手たちについては「僕らがやろうとしているスピーディーなバスケットを体現する選手たち。すごくフィットしている」と称賛した。

 そのなかでシーズンのキーマンとしては、加入2年目の須藤昂矢をチョイス。昨シーズンの後半戦に調子を上げていった同選手について、「体も強いですし、シュート力もあって若い選手なので、自分としてもすごく楽しみな選手の一人」とその飛躍に期待を寄せた。

「チームの勝利こそがアピールだ」と話す両司令塔

 取材では前日にヘッドコーチ交代が発表された日本代表に関しても触れられ、「どのようにアピールしていきたいか」という質問に対して、篠山は「僕みたいなタイプのポイントガードにとってはチームが勝つことが一番のアピール。チームを勝たせるような働きをし続ける」と力強く回答。

 生原も「まずはチームがどれだけ勝つかというのが非常に大事」と話し、「Bリーグが始まってからなかなかいい成績が残せていないチームの一つでもあるので、どれだけいい成績を残せるかというところが注目していただける一つの理由になる」と篠山と同様にチームの勝利に対してより一層の意欲を示した。

 川崎と横浜は9月12日にプレシーズンゲームを行なっており、川崎が20点差で勝利している。果たして開幕戦はどのような結果になるのか。両クラブによる開幕節は10月2日と3日に川崎市とどろきアリーナで開催予定となっている。

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