2021.10.14

【広島vs三遠】昨季は苦杯をなめた両軍…豊富な戦力を揃えての初対決は好ゲームに期待

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

広島ドラゴンフライズ vs 三遠ネオフェニックス(@広島サンプラザホール)
第1戦:10月16日13時5分 第2戦:10月17日13時5分

 昨シーズンは西地区最下位に終わった広島ドラゴンフライズと同9位の三遠ネオフェニックス。ともに苦杯をなめたシーズンから積極補強に成功した両軍が、広島サンプラザホールで相まみえる。

 開幕連勝スタートを切った広島は、名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの前節第1戦でも勝利し3連勝を記録。98-90のハイスコアゲームを制した最大の要因となったのは辻直人だ。辻はこの試合で8本中7本の3ポイントシュートを射抜く大活躍を見せた。だが、続く第2戦は辻が8得点、チームの3ポイントシュート成功率も26.3パーセントに沈み10点差で敗戦。名古屋Dの修正力を前に18個ものターンオーバーを犯してしまった。

 前節、三遠はホームで新潟アルビレックスBBと対戦。初戦はコービー・パラスに21得点を与えたほか、インサイドでも主導権を握られ黒星を喫したが、第2戦では3点差でリベンジに成功。その最終クォーターでは松脇圭志が2本の3ポイントシュート、ロバート・カーターが7本中7本のフリースローを決め切り、4シーズンぶりに浜松アリーナで勝利を収める原動力となった。

 ホームで仕切り直しを図る広島は、前節の2戦ではともにペイントエリアから48得点を挙げた。今節も、まずはグレゴリー・エチェニケニック・メイヨを起点に展開し、随所で辻、アイザイア・マーフィーが加点する理想的な試合運びで連勝を目指したい。対する三遠は、辻の爆発力に警戒が必要。この2連戦、辻へのマークが予想される松脇にはシューターではなくディフェンダーとしての役目が重要になるだろう。

文=小沼克年

■ロスター
・広島(HC:カイル・ミリング)
寺嶋良
トーマス・ケネディ
朝山正悟
辻直人
青木保憲
アイザイア・マーフィー
船生誠也
グレゴリー・エチェニケ
チャールズ・ジャクソン
柳川幹也
ニック・メイヨ

・三遠(HC:ブラニスラフ・ヴィチェンティッチ)
サーディ・ラベナ
ロバート・カーター
太田敦也
杉浦佑成
岡田慎吾
ジャスティン・ノックス
松脇圭志
エリアス・ハリス
田渡凌
津山尚大
津屋一球
山内盛久

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