【SR渋谷vs三遠】SR渋谷はディフェンスの修正が必須、三遠は山内盛久に注目

小沼克年

フリーライター

■サンロッカーズ渋谷 vs 三遠ネオフェニックス（＠青山学院記念館）
第1戦：11月6日19時5分第2戦：11月7日15時5分

　サンロッカーズ渋谷と三遠ネオフェニックスは、ともに10月30日から行われた「第97回天皇杯全日本バスケットボール選手権」の3次ラウンドで敗退。今節からのリーグ戦では勝利をつかみ、いい形でリスタートを切りたいところだ。

　前節のSR渋谷は、敵地で群馬クレインサンダーズと対戦した。第3クォーター終了時点で6点ビハインドの展開だったが、最終クォーターではベンドラメ礼生が12得点、ジェームズ・マイケル・マカドゥが10得点を挙げる活躍で逆転に成功。92−85で勝利し、6勝目をマークした。

　今節はホームでの2連戦となるSR渋谷。天皇杯を含め3試合連続で85失点以上が続いているだけに、三遠を70点以下に抑えて連勝を目指したい。群馬戦から復帰を果たした石井講祐が、ディフェンスで存在感を示して流れ引き寄せられるか。

　一方の三遠は前節黒星。相手の得意とする3ポイントシュートを計12本、48パーセントという高確率で決められ、名古屋ダイヤモンドドルフィンズに70－98で敗れた。

　今節、アウェーで連勝を収めるにはディフェンスよりもオフェンスがカギになりそうだ。得点源のエリアス・ハリスやサーディ・ラベナ以外の選手がオフェンスでも躍動し、チーム全員で相手ディフェンスを攻略したい。そのために重要になるのは、組み立て役を担うポイントガード。青山学院記念館へ初の凱旋となる山内盛久に加え、兄が見守る前でプレーする田渡凌に期待だ。

文＝小沼克年

■ロスター
・SR渋谷（HC：伊佐勉）
関野剛平
 高橋耕陽
 ベンドラメ礼生
 西野曜
 ジェームズ・マイケル・マカドゥ
 渡辺竜之佑
 マックス・ヒサタケ
 広瀬健太
 石井講祐
 ライアン・ケリー ※インジュアリーリスト
盛實海翔
 ジョシュ・ハレルソン
 田渡修人