2022.06.01
1月8日にB1リーグ第16節第1戦が行われ、サンロッカーズ渋谷はホームの青山学院記念館に川崎ブレイブサンダースを迎え撃ち、一度もリードを許すことなく81ー63で快勝した。
伊佐勉ヘッドコーチが試合後に「絶対的なエースです。彼が点を取ってくれれば、チームが乗るのは間違いありません」と語ったように、試合開始からチームを引っ張ったのはベンドラメ礼生だ。第1クォーターで7得点を挙げると、第2クォーターでは3本の3ポイントを含む11得点と爆発し、チームに9点のリードをもたらした。後半こそ得点は伸びなかったものの、26分39秒のプレータイムで22得点2リバウンド4アシスト2スティールと攻守両面で活躍。昨シーズンのリーグ戦で4戦全敗を喫し、今シーズンは同じ東地区で2位につける川崎から白星を手にした。
SR渋谷は2020ー21シーズンに1試合平均21.1得点を挙げたライアン・ケリーが、昨年10月8日より腰椎椎間板ヘルニアのためインジュアリーリスト入りしている。昨シーズンもケリーをケガで欠く期間があり、ベンドラメは「チーム全員に『やらなければいけない』という意識がありました。その結果、リズムが悪くなり、5連敗してしまうこともありました」と明かしたが、その経験を今に生かしている。
「『ライアンがいないからやらなければいけない』のではなく、チーム全員でボールをシェアして、得点を挙げていくのが大事だなと。ヘッドコーチに『エース』と言ってもらえるのはすごくうれしいし、その責任はあります。大事な時間帯で僕がボールを持って、シュートを決めなければいけないですし、消極的になりたくないと思っています。そこで積極的にいって負けるなら、僕のせいでもいいのかなと。ただ、第一にチーム。全員で攻めて、全員で戦って、勝つか負けるか。それは自分たちのスタイルなので、常に考えています」
「彼らしいパフォーマンスでオフェンスを引っ張って、チーム全体が彼の背中を見てゲームを進めていった印象があります」と伊佐HCがベンドラメを評価したとおり、ジェームズ・マイケル・マカドゥ、ジョシュ・ハレルソンに加え、練習生から“昇格”したマックス・ヒサタケの外国籍選手3人がそれぞれの仕事を果たし、日本人選手もタイムシェアによる限られたプレータイムで役割を全うした。
各クラブで新型コロナウイルス感染症陽性判定の選手やスタッフが出たことで、今節のB1リーグ第16節は11カード中8カードが開催中止。「不安な気持ちがある中、試合を開催でき、ファンの皆さんに最高の試合を届けられたのは、プロバスケットボール選手としてうれしいこと。コートでパフォーマンスを披露することが僕の仕事だと思っています。試合があるなら全力でプレーするだけ。応援してくれる人にはしっかりと感謝を伝えたいと思います」との言葉からも、SR渋谷のエースにしてキャプテンとしての姿が垣間見えた。
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