2022.01.09
12月11日から12日にかけ、Bリーグでは各地でB1第10節の開催が予定されている。各チームの白星の数にも差がつき始め、ひとつの試合の勝敗が重要になってくる頃だが、次節は勝ち負けとはまた異なる大記録達成が期待される選手がいる。
現在、その記録達成に最も近いのは川嶋勇人(秋田ノーザンハピネッツ)、ベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷)、ライアン・ロシター(アルバルク東京)の3人。彼らは達成すれば史上2人目となる、B1通算400スティールという大台にあと一歩のところまで来ている。具体的には川嶋が395、ベンドラメが392、ロシターが389と僅差で並んでいる。
Bリーグが開幕して5年が経ってなお、1人しか達成していないこの記録だが、最初に到達したのは群馬クレインサンダーズ所属のマイケル・パーカー。彼が金字塔を打ち立てたのはごく最近、今シーズンが開幕してすぐの10月2日の宇都宮ブレックスとの試合のなかでこれを達成した。
果たしてパーカーに続く存在となるのは誰なのか。最有力となるのは達成まであと5つの川嶋だろう。昨シーズンのスティール王は、今シーズンも1試合平均2.1スティールと3人のなかでトップの成績を収めており、直近2試合で8つのスティールを記録するなど調子も上向き。一方で、ここまでともに平均1.3本のベンドラメとロシターも調子は悪くなく、ロシターは直近2試合で8つ、ベンドラメは5つを記録しており逆転も十分にありうる。
得点やアシストなどと比べて数字が伸びにくいプレーだけに、今節では達成されない可能性ももちろんある。しかし、時にそうした予想を大きく上回る活躍を見せてくれるのがプロアスリートであり、そしてその活躍のためには選手の頑張りもさることながら、ファン・ブースターの声援も欠かせない。なかなか会場に直接足を運べない世の中ではあるが、次節は自宅や会場から、記録達成を期待して試合観戦をするのも面白いのではないだろうか。
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