【富山vs三河】ホーム連敗は避けたい富山、三河の高さに対抗できるか

大橋裕之

フリーライター

富山グラウジーズ

2022.04.30 18:05 T.O.
試合終了
富山市総合体育館

シーホース三河

■富山グラウジーズ vs シーホース三河（＠富山市総合体育館）
第1戦：4月30日18時5分　第2戦：5月1日13時5分

　西地区7位の富山グラウジーズは前節、アウェーで島根スサノオマジックと対戦。前半は待望の復帰を果たしたジョシュア・スミスを中心に攻め立て7点のリードを奪ったが、後半に相手の圧力に屈し、80－87で逆転負けを喫した。

　一方、同4位のシーホース三河は前節、滋賀レイクスターズに103－87と勝利。ワイルドカード2位を死守した。シェーファーアヴィ幸樹がミスマッチを突いて第1クォーターだけで12得点を挙げる活躍を見せると、それに呼応するように細谷将司や西田優大も奮闘。チーム全体で「32」ものアシストを記録するなどボールが良く回った。ただ、最終クォーターに32失点を喫したため、試合の終わり方には反省しなければならない。

　今シーズンの両チームの対戦成績は1勝1敗。初戦は富山が93－87で勝利したが、第2戦はダバンテ・ガードナーが27得点7リバウンドと奮闘し、三河が76－70でリベンジした。ホームの富山としては、相手の高さ対策が必須。アンソニー・ローレンスⅡ、シェーファー、ガードナーの3人を軸にミスマッチを確実に突いてくるため、小野龍猛を筆頭にインサイドで後手に回らないようにしたい。

　対する三河はチャンピオンシップ進出マジックが残り「4」のため、絶対に負けられない一戦だ。相手は4月6勝のうち3勝を終盤に競り勝ってモノにしているだけに、前節のような反撃を許さないよう、勝負所のディフェンスが重要になる。平均ブロック数で1位に立つジェロード・ユトフや、好守の光る長野誠史らがしっかりと試合を締めくくらなければならない。

　文＝大橋裕之

■ロスター
・富山（HC：浜口炎）
小野龍猛
 山口祐希
 飴谷由毅
 野﨑由之 ※特別指定
ブライス・ジョンソン
 阿部友和
 水戸健史
 上澤俊喜
 宇都直輝
 松井啓十郎
 上田隼輔 ※特別指定
ドワイト・ラモス
 ジュリアン・マブンガ
 晴山ケビン
 ジョシュア・スミス