2022.05.05

【滋賀vs信州】シーズン勝ち越しがかかる信州…滋賀の司令塔を抑えられるか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

滋賀レイクスターズ vs 信州ブレイブウォリアーズ(@ウカルちゃんアリーナ)
第1試合:5月7日17時5分 第2試合:5月8日14時35分

 4連敗の滋賀レイクスターズは最終節に勝って、ホームの期待に応えたい。代替試合となった4日の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦は満員のアリーナで77-79の惜敗。第4クォーターに最大10点差をキーファー・ラベナらの粘り強いディフェンスから同点まで巻き返したがわずかに及ばず。第3クォーターまでに犯した15個のターンオーバーが悔やまれる。

 今節は直接対決で2度敗れている信州ブレイブウォリアーズと対戦。第1戦までルイス・ギルHCが出場停止となるため、保田尭之ACが指揮を執る。連敗ストップへ、前の試合で終盤に見せたディフェンスから速攻を仕掛ける展開を序盤から繰り出せるか。ラベナや柏倉哲平ら司令塔を起点に、今シーズンの集大成となるアグレッシブな攻防を目指す。

 対する、信州ブレイブウォリアーズは3連勝でアウェーに乗り込む。4日の広島ドラゴンフライズ戦は87-56で快勝。熊谷航栗原ルイスらが寺嶋良辻直人といった相手のキーマンを封じると、攻撃ではチームアシストが30本を数え、12本の3ポイントが炸裂。岡田侑大の16得点を筆頭に10人が5得点以上を挙げるバランスの良いオフェンスを披露した。

 信州はこれで26勝26敗と勝率を5割へ戻し西地区6位。今節は昇格2シーズン目で初の勝ち越しを射程圏内とする。さらに28勝27敗で同5位の広島ドラゴンフライズの結果次第では順位逆転の可能性もある状況だ。連勝更新のカギは持ち味のディフェンス。ラベナや柏倉に対して、熊谷や栗原がプレッシャーをかけてミスを誘えるか。移籍後初の古巣戦となる前田怜緒の活躍も期待される。

文=大橋裕之

■ロスター
・滋賀(HC:ルイス・ギル)
澁田怜音
ワース・スミス
小澤智将
今川友哲
柏倉哲平
キーファー・ラベナ
野本大智
星野京介 ※特別指定
トビンマーカス海舟 ※特別指定
ノヴァー・ガドソン
林翔太郎
ショーン・オマラ
森山修斗
川真田紘也

・信州(HC:勝久マイケル)
ヤンジェミン
井上裕介
西山達哉
熊谷航
栗原ルイス
マシュー・アキノ
前田怜緒
大崎裕太
ジョシュ・ホーキンソン
三ツ井利也
ウェイン・マーシャル
アンソニー・マクヘンリー
岡田侑大

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