2022.11.08

Bリーグが川崎vs三河でのファジーカスの行為に対する判定について説明

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 Bリーグは8日、理事会終了後のメディアブリーフィングを開催し、10月22日の川崎ブレイブサンダースvsシーホース三河で起きたニック・ファジーカスの行為に対する判定について説明した。

 事象が起きたのは、三河が77-75とリードして迎えた第4クォーター残り1秒ごろ。味方からパスを受け取ったダバンテ・ガードナーがシュートを放った際、ファジーカスに押されフロアへ倒れた。

 審判団はその場でファウルと判定しなかったものの、後日開かれた規律委員会において、ファジーカスの行為はアンスポーツマンライクファウルに相当すると判断し、厳重注意処分が下された。また、川崎が独自に10月26日の新潟アルビレックスBB戦、30日の天皇杯3次ラウンドへの出場停止処分を科した。

 メディアブリーフィングには、日本バスケットボール協会(JBA)の審判グループに所属する上田篤拓氏が出席。当該試合の審判員はファジーカスの行為を「試合時間外に起きた事象と判断した」ため、競技規則の適用外となり、ファウルの判定を下さなかったとのこと。

 ただし、試合後に報告事項としてJBA審判部へ報告があったため、担当審判員と審判部で後日検証したところ、「わずかながら試合時間内に起きた」と判断。ボールへプレーしていない、正当なバスケットのプレーではないとして、アンスポーツマンライクファウルが適切だったと確認したといい、担当審判員3名へ口頭注意処分を下したという。

 今回説明に至った経緯について、Bリーグの島田慎二チェアマンは、「一つひとつすべて説明するのは難しいが、ファンができるだけ置いてけぼりにならないように、開かれたBリーグであるようにすることが主旨」と説明。加えて、「レフェリーを守ると言う観点もある。人間なので見逃すこともあるし、それも含めて競技。一生懸命やってくれているが、少しでもそういった状況がなくなるようにしたい」とした。今後も同様の事象があれば、説明する場を設けるという。

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