2023.04.06

【仙台vs千葉J】前回対戦は仙台が千葉Jの連勝を阻止…日本人選手の得点に要注目

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

仙台89ERSvs千葉ジェッツ(@カメイアリーナ仙台)
GAME1:4月8日15時5分、GAME2:4月9日14時5分

 強豪相手に3連敗を喫したとはいえ善戦し、前々節は連勝して息を吹き返した仙台89ERS。しかし、前節のレバンガ北海道戦は第4クォーターに31失点と肝心のディフェンスが崩れてしまい、痛い黒星となった。4人が4ファウルになり、チーム全体でも26ファウル。“バスケットカウント”を許す場面も多く、フリースローでの20失点が響いた。今節は茨城ロボッツの結果次第で順位が入れ替わり、東地区7位に戻ってしまう可能性もある。リーグ全体首位の千葉ジェッツが相手といえども、連敗は避けたい。

 その千葉Jは前々節に1敗を喫したものの、前節は群馬クレインサンダーズを退けた。ただ、欠場者が増えているなかで佐藤卓磨も戦線離脱し、ベンチ入りは10人。89得点を挙げたが、そのすべてがスターターにクリストファー・スミスを加えた6人によるものだった。2018-19シーズンに打ち立てた52勝8敗のB1最高勝率記録更新に期待がかかる状況だが、残る12試合は全試合に出場する富樫勇樹を筆頭に、出場時間のやり繰りも考慮しなければならない。

 第26節の対戦では、仙台が千葉Jの連勝を「24」で止めた。寒竹隼人片岡大晴の2ケタ得点も効果的で、今回も日本人選手の得点力に期待したい。一方の千葉Jはこの時もスターターに得点が集中したうえ、スミスが3得点止まりで、ベンチメンバーが計4得点しか挙げられなかった。西村文男荒尾岳などがいかに得点に絡めるかという点が、今後の戦いぶりにも影響することになるだろう。

文=吉川哲彦

■ロスター
・仙台(HC:藤田弘輝)
小林遥太
小寺ハミルトンゲイリー
岡田泰希
澤邉圭太
寒竹隼人
青木保憲
渡辺翔太 ※インジュアリーリスト
渡部琉 ※特別指定
ジャスティン・バーレル
ラショーン・トーマス
田中成也
加藤寿一
ネイサン・ブース
片岡大晴

・千葉J(HC:ジョン・パトリック)
富樫勇樹
小川麻斗
ヴィック・ロー
高橋克実 ※特別指定
二上耀
西村文男
大倉颯太
佐藤卓磨
ギャビン・エドワーズ
ラシードファラーズ
荒尾岳
原修太
ジョン・ムーニー
クリストファー・スミス
米山ジャバ偉生

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