2023.04.27

【島根vs広島】ともに順位争いの重要な局面…広島はCSでの再戦も見据えて先勝したい

島根スサノオマジックvs広島ドラゴンフライズ(@松江市総合体育館)
GAME1:4月29日13時 GAME2:4月30日13時35分

 長く西地区首位を守り続けてきた島根スサノオマジックが、残り2節というタイミングでその座を明け渡した。京都ハンナリーズとの前節GAME1は第1クォーターのスロースタートを後半に挽回する逆転勝利。しかし、GMAE2はペリン・ビュフォードが第3クォーターまでに29得点を記録し、最終的に39得点を挙げる活躍を見せながら、第4クォーターはビュフォード以外が4得点に終わり、痛恨の逆転負けを喫した。琉球ゴールデンキングスに勝率で並ばれ、順位が逆転。B1では初となる地区優勝に黄信号が灯った。

 まだ地区優勝の可能性を残していた広島ドラゴンフライズも、前節の結果を受けて西地区3位以下が確定した。信州ブレイブウォリアーズとのGAME1は立ち上がりで後手に回ってしまい、上澤俊喜中村拓人の2ケタ得点も実らず黒星。試合終了残り3秒に2点差まで迫ったが、反撃が遅かった。そして、GAME2は信州がベンチ入り人数を満たせなかったことで中止。代替試合も開催されないことが決まり、勝利数で並ぶ名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの地区3位争いにも影響が出そうだ。

 両者にとって重要な局面だが、最終節が琉球戦の広島は特にこの4試合が運命の分かれ道となる。島根とは第30節に対戦したばかりで、GAME1は勝利し、敗れたGAME2も延長の熱戦だった。「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」で激突する可能性があることも踏まえ、今節も初戦を先勝して勢いをつけることが、広島にとっては最も大事になってくる。

文=吉川哲彦

■ロスター
・島根(HC:ポール・ヘナレ)
後藤翔平
ペリン・ビュフォード
安藤誓哉
ニック・ケイ
北川弘
リード・トラビス
阿部諒
白濱僚祐
津山尚大
ウィリアムスニカ
谷口大智

・広島(HC:カイル・ミリング)
寺嶋良
朝山正悟
辻直人
アイザイア・マーフィー
船生誠也
ケリー・ブラックシアー・ジュニア
上澤俊喜
カイ・ソット
中村拓人
ドウェイン・エバンス
佐土原遼
ニック・メイヨ

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