2023.05.13

滋賀レイクス、元選手の原毅人氏が新GMに就任…7月からは代表取締役社長も兼任予定

滋賀が原毅人氏の取締役GM就任を発表
バスケ情報専門サイト

 滋賀レイクスは5月12日、原毅人氏が取締役ゼネラルマネージャーに就任することを発表した。2023年7月1日付で原氏が代表取締役社長兼GMに就任し、釜渕俊彦代表取締役社長は退任する予定だという。

 原氏は東海大相模高校、東海大学を経て、2013年から2016年にかけて青森ワッツ、埼玉ブロンコス、大分・愛媛ヒートデビルズで選手としてプレー。2020年からは楽天グループ株式会社でスポンサーシップセールスのマネージャーを務め、アスリートマネジメント事業立ち上げに従事した。

 原氏、釜渕社長はクラブを通じて次のようにコメントした。

「この度、取締役GMに就任いたしました原毅人と申します。2023年7月1日付けで、株式会社滋賀レイクスターズの代表取締役社長兼GMに就任する予定となっておりますことを併せてご報告させていただきます。私はbjリーグの選手として3シーズンを経験した後、スポンサーシップセールスやアスリートマネジメントなどスポーツビジネスの実務で経験を積んでまいりました。クラブ経営という形で、再びプロバスケットボールの現場に戻れることに喜びを感じています」

「2023-24シーズンの滋賀レイクスでは『1シーズンでのB1復帰』がクラブとしての絶対目標になると同時に、その先の飛躍に欠かせない『Winning Culture』を根付かせることを見据え、B2で『勝率8割』『プレーオフ優勝』を挑戦目標に掲げます。年々レベルの上がっているB2を勝ち抜いてB1昇格を果たすこと自体がチャレンジングな目標であることは十分に理解しているつもりです。その中で『勝率8割』に挑戦する理由としては、「勝ち続ける』という実体験こそが今のレイクスに最も必要なことだと考えているからです。これはチーム編成を充実させ、運営していくだけでは到底達成できない高い目標でしょう。チーム運営については、ビジネスサイドにおいても最重要事項の一つと捉え、全社員一丸となって『目の前の1勝と、そのためのもう1点』をハングリーに勝ち取れるクラブとしての士気醸成と継続をすべく、代表取締役社長兼GMという役割と正面から強い覚悟で向き合って参ります。レイクスの歴史の中でも語り継がれるような、記憶に深く残るエキサイティングで特別な1シーズンにしなければならないと決意を固めております」

「そして、この場をお借りしてレイクスに関わる全ての皆様へのお願いをさせてください。皆様のお力添えがなければ『勝率8割をシーズン通して掲げ続けることはおろか『1シーズンでのB1復帰』は厳しいものになると現実を認識しております。このタイミングだからこそ「過去最大のご声援とご支援」を心から潔くお願い申し上げたく存じます。声出し応援が復活したシーズン終盤のホーム、残留をかけて臨んだアウェーの会場で作っていただいた『熱狂的なアリーナ空間』、そして『日本一のクラブになることを通じて滋賀の誇りとなる』というミッションに共感してくださるパートナー企業様からの熱いご支援は、レイクスが今まさに、間違いなく必要としている力です」

「B2降格という結果により、新B1参入を目指していくというクラブの経営方針に変更を生じさせることはございません。変わらず参入基準を満たすべくクラブ一同、益々、滋賀レイクスに関係する全ての皆様とこの目標を達成していきたく考えております。最後に、クラブ黎明期からB1での7シーズンをレイクスのために尽力し、コロナ禍という極めて困難な状況下で先頭に立ってクラブを守り抜いた釜渕社長には心より感謝を申し上げたいと思います。レイクスが滋賀の誇りとなるために戦って来られたブースター、パートナー、関係者、そして県民の皆様の熱い思いを引き継ぎ、実現させるために全力を尽くしてまいりますので、どうか一緒に戦い続けてください。よろしくお願い申し上げます」(原氏)

「2022-23シーズンのチーム成績及びB2降格という結果に対し、改めて伏してお詫びいたします。申し訳ございません。レギュラーシーズンは終わったばかりですが、皆様の愛する滋賀レイクスにとっては新たなチャレンジがすでに始まっています。 新しいオーナーと新しいリーダー、そしてこれまでと変わらず力強い後押しをしてくださるレイクスファミリーの皆様と共に、2023-24シーズンでB2リーグを勝ち抜き、最短である2024-25シーズンからのB1復帰、そして新B1を目指していくためのチャレンジです」

「この度、原毅人氏が取締役GMに就任し、7月1日付で代表取締役社長に就任することとなりました。 本来であればB1残留を果たした上で原氏へバトンタッチをしたいと考えておりましたが、B2からの新たなチャレンジという形になってしまいました。プロバスケットボール選手としての経験とビジネス経験を兼ね備えた原氏には、クラブ運営責任者としてだけではなく、課題であったチーム編成・管理に大きく貢献していただくことを期待してお迎えいたします。レイクスは新たなリーダーのもとで1シーズンでB1に戻るためのチーム作りをします。 コロナ禍の終息と共に新たな歩みを始めるレイクスと、原新社長兼GMに日本一の声援を何卒よろしくお願いいたします」

「最後に、私が2020年9月に代表取締役社長に就任してからこれまでの皆様のご支援ご声援に、改めて感謝申し上げます。コロナ禍の3シーズンを乗り越えられたのは、疑う余地もなくレイクスファミリーの日本一の声援のおかげです。 誠にありがとうございました。代表取締役を退任後も、取締役としての残りの任期はレイクスが「日本一のクラブとなることで滋賀の誇りとなる」歩みを進めるために全力を尽くしてまいります。引き続き、レイクスへの熱いご声援ご支援をよろしくお願いいたします」(釜渕社長)

滋賀レイクスの関連記事

BASKETBALLKING VIDEO