2023.05.17

「B.LEAGUE Monthly MVP by 日本郵便」…4/5月度はペリン・ビュフォードが受賞!

4/5月度の「B.LEAGUE Monthly MVP by 日本郵便」に選ばれたビュフォード[写真]=B.LEAGUE
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 Bリーグは5月17日、4/5月度の「B.LEAGUE Monthly MVP by 日本郵便」を発表し、ペリン・ビュフォード島根スサノオマジック)が受賞したと発表した。

 ビュフォードは4月と5月に行われたリーグ戦14戦のうち、3試合でトリプルダブルを達成するなどアンストッパブルな活躍を見せ、島根の攻撃をけん引。また、4月2日の群馬クレインサンダーズ戦ではキャリアハイとなる42得点を挙げるなど、名実ともにエースとして輝きを放っていた。

 受賞に際し、ビュフォードは「今シーズン3度目となるB.LEAGUE Monthly MVPを受賞することができ、とても光栄に思います。毎回言ってはいますが、このような素晴らしい賞を受賞することができるのは、当たり前なことではなくチームメイトやコーチングスタッフの協力、そしてファンの皆さんのお陰で、自分は本当に恵まれていると思っています。いつも本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを述べた。

 また、選考委員は選出に至った理由を以下のとおり語っている。
佐々木クリス選考委員長
「今季最後のB.LEAGUE Monthly MVP選考委員会は充実の議論の末、島根のビュフォード選手が見事今シーズン3度目の選出となりました。4月も島根を牽引するビュフォード選手はトリプルダブルを3度記録、2試合で40点以上。さらに勝負を決める数々のクラッチショットを決めており、4/5月は4月9日以降チームのキーマンの一人でもある(ウィリアムス )ニカ選手を欠く中で、平均24.8点、9リバウンド、8.4アシストを記録。西地区の優勝こそ勝率.800で並んだ琉球に譲りはしたものの、ビュフォード選手なくしてこの勝率は成し遂げられなかったことも選出の大きな要因となりました。

 思えば10月度受賞から始まり、2月度、そしてシーズン最後の受賞まで今季はビュフォード選手が常に議論に上がる素晴らしいシーズンでした。心から魅了されたファンの一人として改めてコート上で今季シーズンみせて頂いたパフォーマンスに敬意を表したいと思います。

 西地区の長となった琉球からは(ジャック・)クーリー選手が4/5月平均ダブルダブル、66.3パーセントという高いeFG%を記録しました。シーズンを通じて常連候補としてみせていた安定のパフォーマンスは素晴らしい!!の一言に尽きます。その他にも、中地区優勝を4月22日に決める要因となった川崎の大黒柱(ニック・)ファジーカス選手も平均22.8点、9.2リバウンド、4.1アシストを60.4パーセントのeFG%で記録。残留争いも白熱した終盤戦。より多くのスターが台頭し選手達は全国のバスケットボールファン達を大いに沸かせてくれました」

正中岳城選考委員
「ビュフォード選手は今シーズン3度目の選出となります。終盤の地区首位争いの中で、チーム内でケガ人がいる中、厳しい状況でも、ゲームを決定づける重要な時間での存在感やトリプルダブルを記録するゲームも頻出するなど、リーグを代表する活躍となった点が選出背景です。

 また、4/5月ではB.LEAGUE史上最高勝率を記録した千葉ジェッツの(ジョン・)ムーニー選手や(ヴィック・)ロー選手、また、混戦の西地区を制した琉球のクーリー選手など、リーグ戦を通じて継続的に貢献し、安定した戦績を残すための基盤となるための活躍をした選手の存在は、選考において非常に悩ませられました。

 今回の選考で活動は一段落となりますが、クラブの実力が拮抗するレベルの高いリーグにおいて、特に戦績に貢献する指標や活躍内容についての議論を他の選考委員の皆さまと話すことが出来て、大変有難い機会となりました。ありがとうございました」

松島良豪選考委員
「毎回議題に出てきていたビュフォード選手、本当に4/5月も素晴らしい活躍でした。特にケガ人が出てからも変わらずパフォーマンスを落とさず、『日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23』に向けてギアを上げているようにも見えました。4/5月の得点、アシストのリーグ1位は流石の結果だと思いました。

 それに加えてキャリアハイの42得点とどうやって止めたらいいのか各チームが考えていかないといけないくらい驚異的な選手です。今季を通して、記録も残していますが記憶に残る選手とB.LEAGUE Monthly MVPを決める瞬間に何度も立ち会えたのは私にとっても素晴らしいシーズンでした。本当におめでとうございます」

BMH特派員
「ビュフォード選手は、4月1日群馬戦では勝利を決めたブザービーター、4月9日広島戦では第4クォーター最後に同点に追いつくブザービーターと、勝負を決定づけるシュートを数多く放ち、勝利に貢献。また4/5月はキャリアハイを含む2度の40得点越えと3度のトリプルダブル、とにかく圧倒的な得点力で、彼がいなければ勝てない試合があったと思います。

 その他にも、西地区首位奪還からの地区優勝まで、琉球の強さの根幹であるリバウンドとセカンドチャンスポイントを文字通り身体を張って作り続け、今季のリバウンド王にも輝いたシーズン終盤でのクーリー選手のタフさは見事の一言でした。川崎のファジーカス選手も、出場した14試合のうち10試合では20得点以上で、4月16日の新潟戦ではキャリアハイの41得点をあげ、ゲーム差が詰まっていた同地区2位の横浜BCとの直接対決でも存在感を発揮しており、最終的には2位に7ゲーム差をつける独走状態でリーグ戦を終えたことに貢献したと思います。

 新潟の(ロスコ・)アレン選手も、効果的な得点で、新潟を降格から救うか!という救世主的な活躍をされていてインパクトがありました」

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