2023.07.20

Bリーグの“登録切り替え問題”…島田チェアマンが来季以降の規定再改正にも言及

『島田のマイク』第142回が公開
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 7月20日、Bリーグ・島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第142回が配信され、先日話題になったBリーグの選手登録切り替え問題とオールスター開催地決定のプロセスについて説明した。

 Bリーグでは、これまで外国籍選手の離脱に伴い、チームスタッフが選手登録されコートに立つケースなどが発生。こうしたグレーゾーンな編成を制限するため、チームスタッフから選手へ登録を切り替えることを制限する規定などを新設したと11日に発表していた。

 島田チェアマンは、こうした事例に対処するルール作成を昨年から議論していたことを明かし、「ルール化されるということは破った時に罰則が発生するということ。もう少し厳しく向き合っていこうというのがまずポイント」と、今回新たに規定を作ったことを説明した。

 今回作られた規定は、スタッフ登録の上限から漏れたサポートスタッフなどは適用対象外になるなど、「万能なルールではない」ことを認めつつ、このオフにサポートコーチ兼練習生として佐賀バルーナーズに加入したジョシュ・ハレルソンの事例についても言及。試合でベンチ入りする際に必要なスタッフ登録をしないうえ、練習生としての報酬支払いもないことから「今回はOK」としたが、「“登録”じゃなくて“契約”したらそこに該当するようにするとか、いろんなことを考えています」と、来シーズン以降にはさらに踏み込んだ規約改正を視野に入れていることを明かした。

 ファンから「うちの選手大丈夫かな」という声が上がっていたことにも触れ、「今あるものは(新設された)ルール上おかしいわけではない。ただそこさえも今後は難しいような状況を作っていくということはリーグ内のコンセンサスもあるので、誤解の少ない状況を作っていきたい」と、引き続きグレーゾーンになっていた問題解決に努めていくことを強調した。

 また、2025年と2026年のオールスター開催地が、それぞれ新アリーナが建設される千葉県船橋市と長崎県長崎市に決定した話題にも言及。従来は候補地選定の際に立候補制のプレゼンテーション方式をとっていたが、今回は誘致を目指す自治体等の負担軽減のため、予め「審査基準を明確にした上で公募し、データをもって評価をし、ポイント制で良いところとそうじゃないところを詳らかにして、理事会に諮って決めた」と説明。最もポイントが高かったのは「長崎」だったが、完成予定時期などの問題から、2025年に次点の船橋、2026年に長崎で開催することになったと明かした。

 2024年に沖縄アリーナで開催予定のオールスターについては「盛り上げるべく今までにないエッセンスで企画をしていますので、楽しみにしていただきたい」とファンに呼びかけた。

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