田中力が特別指定選手で横浜BC加入…15歳で代表候補入りした“超有望株”

IMGアカデミー進学のためアメリカへ渡り、2022年にベテル大学へ進学した田中力 [写真]＝Getty Images

バスケットボールキング編集部

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　B1中地区の横浜ビー・コルセアーズは10月27日、練習生としてトップチームに参加していた田中力を、2023－24シーズンの特別指定選手として登録したことを発表した。

　田中は横浜ビー・コルセアーズU15出身で、2017年に史上最年少の15歳5カ月で日本代表候補に選ばれた188センチ86キロのポイントガード。2018年にIMGアカデミー進学のためアメリカへ渡ると、ハワイの高校などでも過ごし、2022年にNAIA（全米大学運動選手協会）のベテル大学へ進学した。2022－23シーズンは1試合平均14.2得点3.6リバウンド2.9アシスト1.1スティールを記録。

　9月27日に横浜BCの練習に参加することが発表され、その後の動向が注目されていたなか、特別指定選手としてチームに加入することが決まった。

　今回の発表に際して、田中は「初めに、入団するにあたり、これまで支えてくれた家族に感謝します。横浜ビー・コルセアーズのユースチームで学んだ事をアメリカで生かす事ができ、今度はアメリカで得たスキルや経験をこのチームで発揮できるよう頑張ります」とコメントした。

　また、新戦力を迎え入れることになった竹田謙ゼネラルマネージャーは「持ち前の体の強さと攻守での一対一の能力はBリーグでも既に通用するものだと感じています。彼のホームとも言えるこのクラブでさらに大きく成長してくれることを強く期待しています」と、今後のさらなる飛躍に期待。

　アカデミーの白澤卓ディレクターも田中の“帰還”を「夢のような瞬間」と表現し、「ユースチーム出身選手としては、キング開選手、ジェイコブス晶選手、平岡勇人選手に続き4人目のトップチーム加入となりました。海外で得た多くの経験を生かし、今後の若い選手の手本となるような選手になっていってほしいと願っています」とコメントを寄せた。