2024.01.17
12月17日、Bリーグの第12節が各地で行われ、大阪エヴェッサが秋田ノーザンハピネッツとホームで対戦。クラブは公式ホームページをとおして、試合後のコメントを伝えている。
10連敗中と苦しむ大阪と、6連勝中と勢いに乗る秋田による対照的なチーム同士の一戦は、接戦のまま終盤へ。試合残り2分を切って、3点ビハインドの大阪は、飯尾文哉とショーン・ロングの得点で逆転に成功し、最後は65-63で念願の白星を手にした。
「連敗を止められて、率直にうれしく思います」と吐露した就任2年目のマティアス・フィッシャーヘッドコーチは、「2ポイントの成功率が41.3パーセント、3ポイントも22.2パーセントと決していい数字ではありませんが、それでも勝ち切れたので良かった。最近の課題であったターンオーバーを今日は7にまで減らせましたし、アシストも19ありました。このような数字が残せたのは久しぶりで、そこも良かった点です。今日は最初からディフェンスの強度が高く、秋田さんから14ターンオーバーを誘ったのも素晴らしい。体調不良者やケガ人がいるなかで全員で戦って勝利できて、とても満足しています」と試合を分析しつつ、11月4日以来の勝利を噛み締めた。
15得点を挙げた橋本拓哉は、「やっと勝ててホッとしているのが正直なところです。連敗中は試合前のミーティングが暗い雰囲気だったのですが、今日は絶対に勝とうと全員でまとまりました。今日はみんなタフにプレーして、ピックアンドロールや昨日と違ったディフェンスができて、相手を63点に抑えることができました。細かい努力が実った結果だと思います」と試合を振り返ると、「この勝利をチームが調子を取り戻す、きっかけにしたいです」と前を向いた。
大阪は今シーズン、開幕7連勝と絶好のスタートを切ると、11月4日の時点では9勝1敗と文句なしの成績を収める。しかし、直後から4連敗を喫すると、チームのリーディングスコアラーであるアンジェロ・カロイアロの離脱も重なり、連敗は「10」まで継続することとなった。
ベストメンバーのときは、川崎ブレイブサンダースや琉球ゴールデンキングスといった強豪とも1勝1敗で引き分けるなど、確かな実力を見せていた大阪。カロイアロの欠場は続いており、そのほかにも離脱者が出ている苦しい状況だが、橋本の言葉のとおり、この勝利をきっかけにチームとして浮上を目指したい。
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