2023.12.28

横浜ビー・コルセアーズがカイ・ソットを期限付移籍で獲得…帰化選手のモリスは宇都宮ブレックスへ

横浜BCがアジア特別枠選手と帰化選手を入れ替え [写真]=B.LEAGUE
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 横浜ビー・コルセアーズは12月28日、エドワード・モリス宇都宮ブレックスへ期限付移籍すること、広島ドラゴンフライズカイ・ソットが期限付移籍で加入することを同時に発表した。

 現在39歳のモリスは、203センチ108キロのパワーフォワード。2011年に日本でのキャリアを始め、2018年からは帰化選手としてプレーする。2023-24シーズンは第14節を終えて20試合に出場した。

 フィリピン出身のソットは、220センチ105キロの体格を誇る21歳。2023年に広島へ加入すると、2023-24シーズンは開幕前に腰椎椎間板ヘルニアのためインジュアリーリストへ登録されていた。

 両選手、竹田謙ゼネラルマネージャーはクラブを通じて次のようにコメントした。

「機浜ビー・コルセアーズのファン・ブースターの皆さん、色々とありがとございました。クラブと選手の皆さんの健闘を祈っております。今後、違う形にはなりますが皆さんとお会いできればと思います。皆さんと共に過ごした6シーズンは忘れられません。これから宇都宮ブレックスに行きます。多くのベテランが揃うとても良いチームなので、直ぐに溶け込み力の限り彼らの助けになれればと思っています」(モリス)

「怪我からの復帰という状態にも関わらず、私を信じてチームでプレーするために契約してくださった横浜ビー・コルセアーズ・クラブ関係者の皆さまに感謝しています。このような機会を与えていただきとても光栄ですし、このチャンスを最大限に生かしたいと思います。横浜のためにプレーできることに、とてもワクワクしています。より多くの試合に勝って、選手としてもっと成長することが楽しみです。B-COR!」(ソット)

「チームは今季ここまで10勝14敗と、開幕当初に掲げた目標に対してビハインドしている状況と理解しております。この状況には、選手・コーチの力を充分に引き出せていないことに対する私の力不足を感じるとともに、大きな責任も感じております。一方で、シーズンはまだ前半であり目標へ到達可能な位置に踏みとどまっています。選手・コーチ陣の日々の積み重ねが少しずつ成果として見え始めており、これからさらにもう一段ギアを上げることができれば、目標へ到達できると考えております。この目標到達のためにロースターの変更を行うことにいたしました。このたび広島より期限付移籍で加入することになったカイ・ソット選手は、220cmというサイズとシュートタッチの柔らかさを備えた大変有望な若手選手です。彼にはインサイドでのディフェンスやリバウンドだけでなく、オフェンスにおいても新たなオプションとして大きな期待をしております。ソット選手の加入によりチームがさらにエネルギーを得て、中盤戦、そして後半戦へ加速していくと信じています。また、ソット選手の加入に伴い、エドワード・モリス選手がロスターから外れることになります。チーム最年長でクラブ在籍期間も最長の6シーズン目となるモリス選手の存在はスタッツ以上のものがあります。彼は若手主体のチームになくてはならない存在であることは、誰よりも私が一番理解しているつもりですが、今回の決断をいたしました。この決断をした以上、チームは大きく加速していかなければなりません。もう一度目標をしっかり見据え、チーム全員で目標達成に向けて着実に前進してまいります。ここからまた皆さんと共にタイトル獲得に向けて一緒に戦っていきたいと思います。引き続き、機浜ビー・コルセアーズへの熱いご声援をよろしくお願いいたします」(竹田GM)

 なお、ソットの移籍期間は26日から2023-24シーズン終了まで。移住労働者事務所からの承認をもって、試合エントリーが可能となる。

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