2024.02.03

新天地の仙台でさらなる進化を目指す阿部諒「どれだけ勝ちを作れる選手になれるか」/B MY HERO!

今季から新天地の仙台でプレーしている阿部(中央)[写真]=B.LEAGUE
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 1月30日、Bリーグ応援番組『B MY HERO!』の2023-24シーズン第17回が配信され、B1リーグ第19節をレビュー。スタッツリーダー・個人記録のチェックも行われ、番組後半では阿部諒仙台89ERS)の特別インタビュー動画が放送された。

 拓殖大学出身の阿部はサンロッカーズ渋谷でプロデビューを飾り、2018年からは新天地の島根スサノオマジックでプレー。同チームで5シーズンを過ごしたあと昨シーズン終了後に仙台へ移籍し、先発ガードを担うことに。今シーズンは34試合の出場で1試合平均14.2得点4.0リバウンド4.5アシスト1.6スティールと、多彩な活躍でチームに貢献している。

 最初に仙台へ加入したきっかけについて話した阿部。島根では持ち味の守備を評価してもらっていたと振り返りつつ、今後のキャリアを考えてプレーの選択肢を広げたいと考えていたという。仙台には日本人選手のプレーメークを求められ、その部分に興味が沸いたと経緯を説明した。

移籍後、阿部はフィールドゴール試投数を大幅に伸ばしている[写真]=B.LEAGUE

 今シーズンは先発を任されている阿部だが、「監督(藤田弘輝ヘッドコーチ)が何を求めているかといのを考えてやっているので、そんなに意識することはありません」と自身の起用についてコメント。キャリア初の平均2ケタ得点を記録していることにも「僕自身の得点だけではない」と謙虚な姿勢を見せ、あくまで重要なのは“チームの勝利”だと強調した。

 現時点で14勝20敗と勝ち越しを逃している仙台だが、年明けには琉球ゴールデンキングスに白星、川崎ブレイブサンダースに連勝と強豪相手にも勝利を挙げている。チームの掲げる30勝に向けて「絶対に負けられない」というマインドで臨んでいると阿部は語り、「ケガ人も戻ってきたので、より良いチームに向けて加速できたらいいなと思います」と意気込んだ。

 続けて、ライバル選手を聞かれた阿部は横浜ビー・コルセアーズ杉浦佑成をピック。SR渋谷や島根で共闘していた仲であり、「負けたくない気持ちがある」と同い年のフォワードに闘争心を燃やしているようだ。

 最後に今シーズンの目標を聞かれた阿部は「30勝に到達できるように、どれだけ勝ちを作れる選手になれるか」とコメント。「タフな戦いが続きますけど、ブースターさんが僕らの後押しになってあと一歩頑張れるところだと思うので、もっともっとブーストをお願いします。熱い応援、お願いします」とファンにメッセージを贈った。

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