2024.01.01

B1元日決戦は仙台が劇的勝利…阿部諒キャリアハイ更新で琉球から意地の1勝

決勝ブザービーターを決めた仙台89ERSのブース[写真]=B.LEAGUE
バスケ情報専門サイト

 1月1日、沖縄アリーナでB1リーグ第15節・第2戦が行われ、仙台89ERSが83-81で琉球ゴールデンキングスに勝利。大みそかに敗れていた仙台が、元日決戦で意地の1勝をつかんだ。

 第1クォーターは一進一退の攻防の中、阿部諒が仙台のオフェンスをけん引し20-18と先手をとると、第2クォーターもネイサン・ブースヴォーディミル・ゲルンのゴール下での奮闘が光り、仙台4点リードの43-39で試合を折り返した。

 ハーフタイム明けの後半は、ヤン・ジェミンのバスケットカウント、フィールドゴール4本を全て沈めたブースの10得点などで、最大16点差までリードを拡大。最終第4クォーターに琉球の猛追を受け、試合時間残り2秒で81-81の同点とされたが、ラストオフェンスを託されたブースが値千金のジャンプショットを沈め劇的勝利。最後はブザービーターが決勝点となった。

 仙台は劇的な一発を沈めたブースがゲームハイに並ぶ26得点を挙げ、阿部諒もキャリアハイを更新する25得点。13得点12リバウンドのダブダブルを記録したゲルンも含めた3選手が2桁得点をマークした。

 一方、敗れた琉球は、ヴィック・ローが26得点、土壇場でチームを同点へと導いた今村佳太が21得点をマークしたが、司令塔の岸本隆一がファウルトラブルに陥るなど、苦しい試合運びを強いられ、リーグ戦3連勝とはならなかった。

 西地区首位の琉球は19勝7敗とし、2位・島根スサノオマジック、3位・名古屋ダイヤモンドドルフィンズと3ゲーム差に。東地区5位だった仙台は、連敗を2で止め12勝14敗の借金2、4位・千葉ジェッツと1ゲーム差に迫っている。

■試合結果
琉球 81-83 仙台
琉球|18|21|19|23|=81
仙台|20|23|24|16|=83

ヴィック・ローの関連記事

仙台89ERSの関連記事

B1の関連記事