2024.01.02

B1琉球の今村佳太が被災地を思う21得点「少しでも元気を与えられる職業だと思っている」

元日に開催された新潟戦に出場した琉球の今村佳太[写真]=B.LEAGUE
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 1月1日、能登半島沖で最大震度7の大地震が発生したが、沖縄アリーナでは予定通りB1リーグ第15節・琉球ゴールデンキングスvs仙台89ERSの一戦を開催。アウェーの仙台が83-81で勝利した。

 1日午後に能登半島沖を震源とする最大震度7(マグニチュード7.4)の地震が発生。石川県能登に大津波警報、富山県、新潟県、福井県などに津波警報、北海道から九州まで広範囲に津波注意報が発令されていたが、琉球は「沖縄において地震・津波による影響は現在なく、安全に十分考慮しながら予定通り本日の試合を開催いたします」と発表。試合は予定通り開催され、熱戦が繰り広げられた。

 最大震度6弱を観測した新潟県長岡市出身の今村は、試合直前の1日17時過ぎに自身のXアカウント(@imimk30)を更新し、「皆さんの無事を心から祈ってます。早めの避難をお願いします」と、被災地の無事を願うメッセージを投稿。直後に先発出場した試合では、試合終了間際に一時同点へ導くフリースローを決めるなど21得点の活躍を見せた。

 惜しくも今年最初のゲームを白星で飾ることはできなかったものの、今村は試合後に行われた場内インタビューでも震災について言及した。

「今現在、僕の地元新潟県もそうですし、石川県の方でも多くの被害が出ていると思います。そういった方々のためにも自分たちが少しでも元気を与えられる職業だと思っているので、そういったことにもこだわりながら次の試合も頑張っていきたいと思います」

 今回の地震発生を受け、Bリーグは「被災地域でのリーグ戦の開催可否は慎重に判断し、決定次第ご案内させていただきます」と公式サイト上で声明を発表。琉球は6日と7日に行われる第16節でファイティングイーグルス名古屋と対戦する。

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