2024.04.18
かつてない盛り上がりを見せるB.LEAGUE 2023-24シーズン。レギュラーシーズン折り返しの時点で、すでにコート内外でさまざまなトピックが生まれている。そこで、本記事ではファン・ブースターの皆さんを対象に実施した「前半戦で最も印象的なトピック」を問うアンケートの結果をランキング形式で紹介したい。
河村勇輝 B1史上最多「20」アシスト、前人未到の20-20達成
第4位タイとなる票を集めたトピックは、横浜ビー・コルセア-ズの河村勇輝による大記録達成。
2024年1月6日に行われたB1第16節 富山グラウジーズ戦で、横浜BCの河村はB1史上最多記録となる20アシストを記録する快挙を成し遂げた。以前までの最多記録は2018年に松島良豪、2022年に齋藤拓実が記録した「18」アシストだった。
なお河村は同試合で25得点も記録しており、1試合で得点とアシストをそれぞれ20以上記録する「20-20」も達成。当然、アシストを絡めての「20-20」達成も史上初の出来事となり、ファン・ブースターからは「日本人選手で20-20を達成できる選手が現れるとは思わなかった」「あまりにもアンストッパブルすぎる」など、驚きとともに賞賛の声が集まった。
ペリン・ビュフォード 50得点14リバウンド12アシスト 衝撃のトリプルダブル
同じく第4位タイとなる票を集めたのが、島根スサノオマジック ペリン・ビュフォードによる前代未聞のトリプルダブル達成。
2023年12月30日に行われたB1第15節大阪エヴェッサ戦で、島根のビュフォードは50得点14リバウンド12アシストという異次元のスタッツで今シーズン3度目のトリプルダブルを達成した。
50得点という数字だけを取ってもBリーグ史上2位タイの記録で、40分間で記録されたものの中では1位の数字。チームへの貢献度を示すEFFは「71」といずれも驚異的な値を示した。
その活躍ぶりで同月の月間MVPに選出されたビュフォードに対し、ファン・ブースターからは「得点だけでもすごいのにトリプルダブルはやばすぎ」「まさに怪物。規格外」といった声が挙がった。
こちらも第4位タイの得票率を記録した日本代表・馬場雄大のBリーグ電撃復帰というトピック。
2022-23シーズンをもってGリーグのテキサス・レジェンズとの契約を終えていた馬場。2023年夏は無所属のまま日本代表としてFIBAワールドカップに出場し、大会後の動向に注目が集まっていたなか、同年9月に長崎ヴェルカの選手としてBリーグに復帰することが発表された。
加入時の記者会見ではパリ2024オリンピックやNBAを目指す上で「最も成長できる環境」であることから長崎加入を決断したと明かした馬場。前半戦では平均得点を2ケタに載せるなど、日本人エースとしてチームをけん引する活躍を見せている。
この電撃的なBリーグ復帰や前半戦での活躍に対し、ファン・ブースターからは「まさかの移籍でびっくりしました!」「NBAという目標から後退したわけではないとプレーで証明している」など、さまざまな反応が寄せられた。
オールスターゲームでの辻直人のシュートフェイクがSNS上で話題に!
第3位のトピックは、海を越える広がりを見せた辻直人(群馬クレインサンダーズ)の“無限シュートフェイク”について。
史上初の3日間開催となり、過去最高の盛り上がりを見せた「B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2024. IN OKINAWA」。そのなかでも名場面として話題になったのが、「B.LEAGUE ALL-STAR GAME」で辻が見せた“無限シュートフェイク”だ。
辻が何度も繰り出すシュートフェイクに対し、相手ディフェンス5人が次々と宙を舞った挙句、5秒バイオレーションがコールされるという最高のオチがついたこのシーンに反応したのがFIBA(国際バスケットボール連盟)。公式Xで同シーンの切り抜き動画を投稿すると、瞬く間に拡散され220万を超える再生回数を記録した。
Bリーグの“笑い”が世界に向けて発信された一連の出来事について、ファン・ブースターからも「今年一笑ったwww」「辻選手のフェイントに対し、他チームも楽しそうにそれに乗っかっているのがすごく面白かった」などの反応が集まった。
三遠ネオフェニックスの快進撃…中地区首位ターンに成功
さまざまな出来事を抑え、1位タイの票数を獲得したのが三遠ネオフェニックスの躍進というトピックだ。
Bリーグ初年度にCS進出を果たして以降、長らく下位に低迷していた三遠ネオフェニックスが今シーズンは開幕から絶好調をキープ。B1トップとなる1試合平均90.3得点の攻撃力を武器に、前半戦を26勝4敗と中地区1位の成績で終えた。
新加入のコティ・クラークがエースとしてチームをけん引するなか、佐々木隆成や細川一輝ら日本人選手も活躍し、ヤンテ・メイテンや金丸晃輔を筆頭にベンチの陣容も厚い。後半戦に入って負傷者が出ても勢いは衰えず、クラブ史上最多の16連勝も記録。34勝5敗とB1全体トップの成績を維持してバイウィークに突入している。
この三遠の躍進に対してファン・ブースターからは「大野HCのバスケが浸透した三遠の強さが際立った前半戦」「中地区優勝の可能性は限りなく高い気がする」などヘッドコーチの手腕に対する賞賛や、初の地区優勝に対して言及する声も多数挙がった。
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