2024.04.19

「育成年代に伝えたい」…大倉颯太が強調する栄養補給について

アカデミー生にアドバイスを送る大倉颯太
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 プロバスケットボール選手として活動している一方で、自身が描いていた夢の一つであるアカデミー『KOA BASKETBALL ACADEMY』を立ち上げた大倉颯太。自身のオフの日などに足繁く通い、アカデミー生とコミュニケーションを取っている。

 大倉がアカデミーを立ち上げた理由には、子どもたちにバスケを始めた早い段階からトップレベルの知識を持って指導をしたいという意向があった。そんな大倉が今注視しているのが栄養補給について。そこで成長期のジュニア世代だからこそすぐにでも実践してもらいたいことについて話を聞いた。

取材協力=大塚製薬

栄養補給はいつでも摂取できる手軽さも大切

栄養補給の重要性を話してもらった


――プロのアスリートとして体作りのために、食事面に気をつけていることはありますか?
大倉 基本的にはバランスよく食事をとること、栄養が偏らないようにしています。揚げ物を取りすぎないように気をつける、野菜を食べるようにするなど、常に栄養のバランスを考えています。

――ここ数年、練習の前後や練習中の栄養補給について意識が高まってきていますが、大倉選手も実践していることはありますか。
大倉 エネルギー補給の観点からも消化のいいものをとるようにしています。自分としては取りやすいものを好んでいるので栄養を補ってくれるゼリーなどを使うことも多いですね。

――食べやすいものを選んでいるということですか?
大倉 補食にはおにぎり、バナナ、カステラなどを食べる人もいますが、僕は栄養バランスが整ったゼリーを選びますね。ガツガツ食べるほうではないので、スッと入れられるほうが好きです。

――大倉選手は練習や試合の前後、最中の中でいつとるようにしていますか。
大倉 前後ですね。基本的にお腹が空いた状態を作らないようにしているのですが、反対に負担はかけないように心がけています。ゼリータイプはどんなときでもすぐに飲めますし、練習後に晩ご飯までのつなぎとして食べられるのも気に入っている点の一つです。

栄養補給はいつでも摂取できる手軽さも大切

子どもたちの夢の実現のためにより良いサポートを心がける

――先ほどアカデミーの生徒さんたちに直接栄養を補ってくれるゼリーを手渡していました。自身が小学生のときも栄養補給について気をつけていましたか?
大倉 全くしていませんでした。小学生のころは体力がかなりありますよね。ですから全然気にならなかったのですけど、練習後の摂取は今思うと大事だと思います。幼少期や小学生年代から始めていくことが重要です。よくあるケースなのは朝練を行ったあとに授業に入るときや、授業を終えてすぐ練習に行くときなど、手軽に栄養補給をしたほうがいいでしょう。カバンの中に入れてもかさばらないのもいい点ですね。

――U12やU15の生徒たちにアドバイスしたいことはありますか。
大倉 食事に関してはご飯をしっかり食べること。保護者の方の言うことを聞いて、3食しっかり食べることを心がけてください。これはきっちり伝えたいですね。

――保護者の方に食育などのレクチャーをすることもあるのですか?
大倉 これからやっていこうと思っていますし、「ぜひ開いてほしい」というご意見もうかがっています。正しい知識を保護者の方にも知っていただきたいと思いますね。

体幹のトレーニングを見も守る大倉


――栄養面について注目をしていたり、ジュニア世代であっても体幹のトレーニングを積極的に取り入れるなど、大倉選手が監修しているからこそのアカデミーの特徴がうかがえると思います。
大倉 実際に自分が子どものころに知っていればよかったなと思うことはどんどん伝えていきたいと思っています。栄養面についてもそうですが、理にかなった体の使い方などを育成年代から教えていくことが大切だと思います。自分の経験として、大学やプロになって教わったことを小学生のころから教わっていれば、もっとうまくなっていたのではないかと思うことが多いのです。大人になってそう思わないためにも、どんどん教えていきたいと思います。

――スポーツは心技体が重要と言われています。大倉選手はどう考えていますか?
大倉 バランスがとても大事だなと思います。例えばプロになる夢を持っているけど、そうなるためにどうアプローチいていいか分からない人も多いのではないでしょうか。そういう夢の持ち方が正しいのか、どういう努力をすればいいのかという相談も実際に受けたりします。進路についても相談を受けることがありますが、僕が思うことをアドバイスさせていただいています。技術やトレーニングについては最先端の内容を取り入れていますし、心に関して言えばコミュニケーションをとることをとても意識してやっています。心技体のどれかではなく、プレーヤーとして大きく成長してもらうためにもここでもバランスが大事だと思っています。

――そもそもアカデミーを立ち上げた理由になりますね。
大倉 そうですね。僕は各年代で指導者に恵まれてきたと思います。でも、そうではない子たちも少なくはありません。より良い選択ができるようにサポートをしていきたいなと思っています。

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