2023.05.30

福島ファイヤーボンズが山内翼との契約継続を発表「闘う準備はできています」

福島との契約継続が決定した山内[写真]=B.LEAGUE
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 福島ファイヤーボンズは5月30日、山内翼との契約継続を発表した。

 福岡県出身で現在25歳の山内は、185センチ85キロのシューティングガード。2019年に東海大学から福島へ特別指定選手として入団すると、翌年から選手契約を結び現在に至るまで福島でプレーをしている。特別指定時代を含めて在籍4年目の今シーズンは、レギュラーシーズンの34試合に出場し、通算72得点21リバウンド14アシストをマークしている。

 今回の発表に際し、同選手は以下のようにコメントしている。

「2023-24シーズンも福島ファイヤーボンズでプレーさせていただくことになりました。

 昨シーズンはチームとしても個人としても納得のいかない悔しいシーズンでした。シーズン途中から楽しかったはずのバスケが楽しくなくなり、自分のメンタル的にもどん底に落ちていき辞めようか迷う期間がありました。しかし、来シーズンのことをたくさん悩んで考えているうちに、僕はこのチームやこのチームを支えてくださる全ての方達に何も恩返しができていないと強く思いました。そこから試合に出ていない期間を活用して身体を大きくしたり、その時にできることをやり続けて来シーズンの準備をしてきました。僕はもう闘う準備はできています。もう悔しい思いはしたくないし、させたくありません。相当な覚悟を持って来シーズン挑んでいきたいと思います。

 そして、主力選手の大量の退団におどろきや寂しさなど、さまざまな感情があると思います。選手である僕も皆さんと同じ気持ちです。でもプロの世界である以上、起こり得ることですし受け止めなければなりません。僕自身も寂しく、いまだに受け止め難いですが、その気持ちをぐっと堪えてそのパワーをバスケットボールに全力で注ぎ込みたいと思います。

 福島ファイヤーボンズは確実に成長していますし、前を向いています。

 ブースターの皆様、スポンサー様を含めた福島ファイヤーボンズに関わる全ての皆様、また僕達に力を貸してください。僕は福島ファイヤーボンズに加入する時に勇往邁進という言葉を書きました。その言葉の意味は目標や夢に向かって勇ましくただひたすら突き進むことです。負けていたり活躍できないと、周りからいろいろな批判だったりを受けたりする世界ですが、B1昇格へ向けて胸を張ってそのような言葉を気にせず突き進みたいと思います。

 福島県の為に、応援してくださる全ての方達の為に、プライドを持って身体を張って闘い抜きます。

 退団した選手達が残してくれたもの、築き上げたものを無駄にせずさらに強固なチームを築き上げていきます。

 僕にとってたくさん悩んで決めたこの選択が良かったとシーズンが終わって心から胸を張って言えるように日々積み重ねます。

 福島の皆さん来シーズンも熱い応炎よろしくお願いします!!!」

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