2024.09.29
11月19日、各地でB2リーグ第8節が開催され、越谷アルファーズはホームのウイング・ハット春日部で、神戸ストークスとの第2戦に臨んだ。試合後の選手のコメントを、クラブがSNSをとおして伝えている。
試合は第4クォーター残り3分44秒の時点で、69-68と越谷がリードしていた。しかし、そこから9-0のランを神戸に作られ、69-77で試合終了。越谷の連勝は「6」でストップすることとなった。
ベンチから8得点を挙げた長谷川智也は、「最後の1点を争う場面で、全員がもっと攻め気を出さないといけないのに、ターンオーバーを犯すなど弱い部分が出てしまった」と敗因について言及した。
今シーズンより宇都宮ブレックスから移籍した喜多川修平は、先発として7得点をマーク。B1の強豪・宇都宮で、ともにBリーグ制覇を成し遂げた安齋竜三ヘッドコーチのもと、再びプレーすることとなった喜多川は、「チーム一丸となって竜三さんのやりたいバスケットを練習から体現していかなきゃいけない」と語る。
「まだ求めている部分までいけていないのが正直なところなので、それはこれからどんどん積み重ねていくしかないと思います。要求のレベルはかなり高いですけど、B2で勝てるチームというだけでなく、B1でもゆくゆくは勝っていけるチームを目指していくところまでフォーカスしているので、それに応えないといけないなと思っています」
昨シーズンは越谷のアドバイザーを務めた安齋HCは、今シーズンより指揮官に就任。昨年から関係性の始まった長谷川は、「厳しい方」と新指揮官を表現しつつ、指導される部分は「シンプルに気持ちの部分がほとんどです」と語った。
「目の前のルーズボールやリバウンドなど、そういった部分を100パーセント以上の気持ちを持って絶対に取りに行く。そういうシンプルなことだと思うんです。修平さんはずっと(安齋HCのもとで)やってきたからできていると思うんですけど、(自分たちは)練習でもかなりそういう部分を言われます。決して難しいことじゃないと思うんですけど、やっぱりできていないのがうちの弱さだと思うので、そういった部分をキャプテンとしてもっと見習いながらやっていきたいなと」
38歳の喜多川は新天地での自身の役割について、「文化というのは一人では絶対できないことなので、みんなを巻き込んでやっていかないといけないです。新たなベテランとしてのチームの振る舞い方だとか、そういうのは自分自身も勉強しながらやっているところです」と語り、チームの新しいカルチャーを作る一端を担っている。
また、宇都宮と越谷での安齋HCの違いについて質問されると、「厳しさは変わっていないです」と断言。それでも、「厳しさの中にも愛情があるのはみんな感じていると思います。みんながもっと考えてバスケットをできるところまでいければ、レベルも上がってくると思うので、本当に厳しいですけど、みんなそこは理解しているかなと思います」と語っており、指揮官就任1年目ながら、安齋HCと選手たちの信頼関係の構築は万全なようだ。
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