2026.03.10
3×3女子日本代表は、3月1日から4日までの期間で第1次合宿の[前半]を行い、6日から8日の期間では1次合宿の[後半]を実施した。
合宿の前半では29名の選手が選出されたが、後半はそこから人数が絞られ13名に。その13名の中で3x3のFIBAランキングで国内トップに位置するのが181センチのパワーフォワードである田中平和(たなか うふぉま/トヨタ自動車アンテロープス)だ。※世界ランキングは3月4日時点で63位
3月末にWリーグのプレーオフセミファイナルが控えている田中は、半年ぶりの3人制に、「合宿直前まで(トヨタ自動車で)5人制の練習をしていたので、体がちょっと違うというか、5人制で戦っている体になっているので、3人制だとまだ違和感を感じるところはあります」と、感想を語る。
この5人制と3人制との違いについては、田中の持ち味でもあるフィジカルについての話の中でもさらに詳しく話をしてくれた。
「確かに(自身の)フィジカルは強いと思います。ただ、5人制で自分が求められることと3人制で求められることは違うと思っていて、5人制は動けることも大事ですが、フィジカルがすごく大事。でも、3人制はフィジカルだけではダメで、速い動きや切り返し、瞬発力が大事になってくるので、そこがまだ体が追いついてないなというのはあります」
合宿での練習を重ねながら3人制の動きにアジャストしているという田中は、昨年は3×3女子U23日本代表として、FIBA 3×3ユース・ネーションズリーグ(優勝)、FIBA 3×3 U23ワールドカップ2023(4位)といった国際大会に出場。結果も残してきた。
そして現在、FIBAランキングでは国内1位なのだが、これについては、「たぶんネーションズリーグという大会が特殊で、試合数も多いし、ポイントもすごく高いので、それで今ありがたいことに1位になっているのだと思います。でも自分は全然、まだまだ。今は学びの段階なので、自分が(国内)1位というのは頭の片隅にもないです」と、控えめなコメントを発する。
「私は3人制がすごく大好きで、3人制に呼んでいただいたことにとても感謝していますし、今までも何回か代表活動をさせてもらいましたが、(代表に)選んでもらったからには結果を残したいと思ってやってきました。次に国際大会に出るとなったら(アンダーカテゴリーの代表ではなく)トップの代表でしかないので、オリンピックはもちろん意識しているし、出たいなという気持ちはあります」と、ハキハキとした口調で今後への意欲、さらにはオリンピックに向けての思いも語った田中。
それこそ所属するトヨタ自動車には3×3女子日本代表として東京オリンピックに出場した山本麻衣がいる。その大先輩からは、「『3×3の試合に出ることはすごく自分にプラスになるよ』と言ってもらいました。5人制にはないプレーなどプレーの幅を広げるという意味でも3人制はスキルアップになるし、いい経験になるということは自分自身も実感しているし、リムさん(山本)もそう話をしてくれました」と、アドバイスももらっているようだ。
実際、3人制を通してのスキルアップには、「私は5人制ではハンドラーではないのでボールを持つ回数やドリブルをする回数は圧倒的に少ないし、長い時間ドリブルをすることもないです。ましてやスクリナーを使いながらドリブルなんてことはほとんどないのですが、3人制ではそこを求められるし、(コートにいる)3人が何でもできるというのは目指したいところなので、(ドリブルなどを)求められたときに無理にでもやるシチュエーションが試合中にあります。そうしたことが今まで自分の知らなかった『こんなこともできるんだ』という気づきになっていて、スキルアップにつながっているなと感じます」と、手応えとして感じることも多い。
もちろん、昨年は女子ユニバ日本代表(5人制)の一員として「FISUユニバーシティゲームズ2020」にも出場した田中は5人制でも今後の活躍が期待される1人でもある。
「(5人制も3人制も)どっちも魅力を感じているので、自分が求められた場所で求められたことをちゃんとできたらいいなと思います」(田中)
さまざまな立場で経験を重ねている田中は、現状を楽しみながら、これからも貪欲に自身のレベルアップ、そして大きな目標に向けて成長を続けていく。
文・写真=田島早苗
2026.03.10
2026.03.09
2026.03.09
2026.03.08
2026.03.05
2026.03.04
2026.03.10
2026.03.09
2026.03.09
2026.03.09
2026.03.09
2026.03.08