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女子日本代表が選手選考を兼ねた強化合宿を実施…ゲインズHCは「私たちはやる気に満ちている」

記者の質問に答えるゲインズHC [写真]=バスケットボールキング
バスケットボールキング編集部

 6月21日、9月にドイツ・ベルリンで開催される「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2026」に向けた第2次強化合宿を行っている女子日本代表が、味の素ナショナルトレーニングセンターでメディアデーを実施した。囲み取材に応じたコーリー・ゲインズヘッドコーチは、現在のチーム状況や新たな取り組みについて語った。

 今回の合宿には、事前の発表からコンディション不良のため町田瑠唯(富士通レッドウェーブ)が外れ、15名が参加。事前のリリース等で町田の状況について詳細な説明はなかったものの、ゲインズヘッドコーチは「ワールドカップに向けてタイトなスケジュールが続くので、時間をうまく調整して、彼女に少し余裕を持たせた」と言及。「今はただ、彼女が完全に健康で万全な状態であることを確認しており、このウインドウを休ませて次から合流させる予定だ」と、次回の合宿での復帰を示唆した。

 また、15名での合宿において、激しいチーム内の競争が行われていることを強調。「合宿の各ウインドウが始まる際、『これはトライアウト(選考会)の場である』と伝えている。全員がポジションを争うために合宿に来ている」と語り、チーム内に保証されたポジションがないことを明言した。そのなかで、最年少19歳の後藤音羽(東京医療保健大学2年)については、「サイズがあり、より小さいポジションを守れるスピードも持っているが、インサイドでもプレーできる強さも兼ね備えている。まだ若いですが学習能力が非常に高く、本当に興味深い存在だ」と高い評価を与えた。

 ワールドカップ本番まで約3カ月と準備期間が限られるなか、攻防において新たな取り組みも行っている。リバウンドの改善については、データ分析を積極的に活用。「2、3本のリバウンドがランキングをどう変えるかを選手たちにデータとして見せた」といい、リバウンド奪取率70パーセントを目標に設定している。前回の試合では69パーセントを記録したことに触れ、「リバウンドは単なるボックスアウトの技術というより『ボールへの執着心』の問題。より多くの3ポイントシュートを打つため、そしてより多くの速攻を出すためにボールを確保しなければならない」と意識付けを徹底している。

 さらにオフェンス面では、「ペース&スペース」を進化させるべく2ポイントシュートを再評価している。これまでの「レイアップと3ポイントシュート」に重きを置いたスタイルから、特定の選手が確実にスコアできるような新しいアクションを導入。「今年NBAを制した(ニューヨーク・)ニックスを見てもわかるように、バスケットボールは常に進化しており、2ポイントシュートへの再評価が進んでいる。私たちの選手も高い確率で2ポイントシュートを決めているし、それは全く悪いことではない。年齢を重ね、学び、賢くなり、そして変わっていく。私自身も進化しなければならない」と、戦術の柔軟な変化について持論を展開した。

 チームのモチベーションについて問われると、「モチベーションを高める必要なんてない。私たちはすでにやる気に満ちている。世界に『日本のバスケットボールとは何か』を見せつける必要がある」と力強く宣言した。新たな戦術の落とし込みと激しいサバイバルを経て、女子日本代表がどのような進化を遂げるのか注目が集まる。

文=入江美紀雄

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