2026.05.10
バスケットボール男子日本代表は、7月開催の「FIBAバスケットボールワールドカップ2027 アジア地区予選 Window3」に向け、6月18日から味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)にて第2次強化合宿を実施。19日には同合宿がメディアに公開され、練習後に齋藤拓実(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)が取材に応じた。
今回の合宿には、これまで日本代表の司令塔を長く担ってきた富樫勇樹(千葉ジェッツ)が不在。この状況について齋藤は「やっぱり寂しさというのはもちろんありますけど、いないことがどう影響に出るかというのはまだ初日なのでちょっと分からないです」としつつも、「ユウキさんがいないことで、どういった部分でマイナスになるかというところは予想しながら、この合宿は戦っていかなきゃいけないと思っています」と気を引き締めた。ポイントガードとして激しいポジション争いが予想されるなか、「年齢的にも上の方になるので、そういったところでも手助けできるように頑張れたらという風に思います」と、リーダーシップを発揮していく覚悟をのぞかせた。
所属する名古屋Dでレギュラーシーズン60試合というハードな戦いを終え、代表合宿への参加を迎えた齋藤。シーズン終了後のコンディション調整について問われると、「どれぐらい休んだほうがいいのかというのは、割とトレーナー陣の方に相談しながらやっていました」と明かし、「合宿があるのは理解していたので、それに向けた、週何回か体を動かしたりスキルワークアウトとウェイトの方は徐々にやっていったという感じです」と、万全の準備を進めてきたことを語った。
桶谷大ヘッドコーチが指揮を執る新体制として2度目の合宿となるが、「前回のウインドウに比べると時間があるという中で、コンディションの部分を整えていかなきゃいけない部分もありましたし、またチームケミストリーを新たに作っていかなきゃいけないのかなと思う」と言及。合宿初日の練習を終え、「新しい選手もいるので、自分たちはどういったコンセプトでバスケットをやっていきたいかというところの確認だったのかなと思います」と振り返った。
今年2月に行われたWindow2の韓国代表戦では、相手の激しい“ハードショー”に対して、齋藤の的確な状況判断とペイントタッチが光り、勝利の立役者となった。数的不利を打開するポケットパスや、勝負を決定づける第4クォーターでの3ポイントシュートなど、スタッツ以上の多大な貢献でチームを救っている。

記者の質問に答える [写真]=バスケットボールキング
これまでの代表活動を振り返り、「徐々に自分自身の自信にもつながってますし、それは前回のウインドウだけじゃなくて、11月のトム(・ホーバス前HC)さんの体制のときでもそうだったので。今回桶さん体制に変わって2回目のウインドウというのもあるので、コーチングスタッフとの信頼関係であったりとか、また新たなチームメートとの信頼関係を作っていかなきゃいけないと思っています」と、着実な手応えと今合宿でのテーマを口にした。
自身のゲームメイクの役割については「大きくは変わってないのかなと思っています」と語る。「やっぱりどこにアドバンテージがあるかというのは、リバウンドを取ったりとか、シュートを決められた後もそうですけど、そこをしっかり見つけ出すというのは僕の強みだと思ってますし、ポイントガードとして必要なことだと思う」と自信を示した。
7月3日には中国代表、同6日には韓国代表と、敵地での厳しいアウェー2連戦が待ち受ける。難敵との対戦に向けて、齋藤は「日本のバスケットというのはサイズが小さい分、ペースというところ早い展開をしっかりしていかなきゃいけない中で、やっぱりそこのターンオーバーを減らしながら早い展開を作っていかなきゃいけないのかなと思ってます」と、司令塔としてのゲームコントロールの重要性を強調した。
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