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レイカーズに迫る決断…6月中に意思決定をしなければいけない“5つのこと”

今夏の動向が気になるレイカーズ[写真]=Getty Images
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 NBAは本格的なオフシーズンに突入した。だが、フロントや代理人たちに休みはない。7月1日(現地時間6月30日)にはフリーエージェント(FA)交渉が解禁となるからだ。

 その前に、6月中の決断事項も数多く残されている。特にこの夏、“最も忙しい球団”のひとつと見られるロサンゼルス・レイカーズは、噂される大型補強へ進む前に、内部で片付けるべきタスクが山積みだ。

 以下では、6月中にレイカーズが向き合わなければならない決断事項を整理する。

■1.ドラフト指名権の使い道

■1.ドラフト指名権の使い道

[写真]=Getty Images


 6月24日(現地時間23日)には、NBAドラフト2026の開催が控えている。今年レイカーズが保有するのは、全体25位の1巡目指名権のみだ。若手かつ低コストの戦力が限られる現在のレイカーズにとって、この指名権は非常に価値の高い資産である。

 ルカ・ドンチッチ周辺の再設計を見据え、レイカーズはビッグマンの情報収集を進めているとされる。有力候補の一人が、タリス・リードJr.(コネチカット大学)だ。今シーズンは平均14.7得点、9.0リバウンド、フィールドゴール成功率60パーセント超を記録。強靭なフィジカルとリム周辺での仕事量を持ち味とし、育成型センターとして合理的な選択肢となりうる。

 また、上位指名の動向次第では、ジェイデン・クエインタンス(ケンタッキー大学)が残る可能性もある。前十字靭帯の負傷と回復過程への懸念から予想順位は下がっているが、アリゾナ州立大学時代にはエリート級のリムプロテクターとしての素質を見せた。

 ワークアウトを実施した候補生は少ない。25位でビッグマンを確保するのか、トレードダウンや指名権のパッケージ化を選ぶのか。ドラフト初日は、この夏のレイカーズ編成を占う最初の分岐点になる。

■2.プレーヤーオプションの行使

■2.プレーヤーオプションの行使

[写真]=Getty Images


 オースティン・リーブスマーカス・スマートディアンドレ・エイトン。この3人のプレーヤーオプションが、6月末における最大の決断事項だ。

 決定権は球団ではなく、選手側にある。

 FA市場の最注目株の一人であるリーブスは、市場価値との乖離からオプトアウトが有力視されている。レイカーズとの再契約であれば、年額4000万ドル(約64億7000万円)を超える大型契約も視野に入る。リーブスは、レイカーズのキャップ設計における中心人物だ。オプトアウト後はキャップホールドを残したまま補強へ動くのか、それとも早期に大型契約を締結して次の段階へ進むのか、手順の選択も重要になる。

 スマートにも約540万ドル(約8億7000万円)のプレーヤーオプションがある。ドンチッチの隣に置ける数少ない守備型ガードであり、レイカーズ側は残留を望んでいるとされる。ただし、この金額は今シーズンの役割と貢献度に比べて低く、選手側がオプトアウトし、複数年契約の安定を求める可能性は高い。

 最も読みにくいのがエイトンだ。プレーヤーオプションは810万ドル(約13億1000万円)。金額と市場価値だけを見れば、本人にとって行使する合理性はある。一方で、レイカーズはドンチッチと最も相性の良い先発級センターを探しており、オプトインした場合もセンター補強を見送るとは考えにくい。オプトアウトならFA市場での補強余地が生まれ、行使なら期限付き契約をトレード資産として使える可能性が出てくる。

■3.ニック・スミスJr.のチームオプション

■3.ニック・スミスJr.のチームオプション

[写真]=Getty Images


 レイカーズ側に決定権がある重要案件が、ニック・スミスJr.のチームオプションだ。

 スミスはシーズン途中まで2way契約でプレーし、4月にスタンダード契約へ昇格。2026-27シーズンの年俸は249万ドル(約4億円)で、6月29日までに球団がオプションを行使した場合も、来年1月まで非保証の柔軟性が残る。

 昨シーズンは30試合に出場し、平均6.2得点、1.0アシスト、3ポイント成功率39.5パーセントを記録。出場時間を得た試合では存在感を発揮し、ポートランド・トレイルブレイザーズ戦では25得点をマークした。

 プルアップとスポットアップの両方で得点を挙げることができ、22歳という年齢も魅力的。ローテーション入りが確約される選手ではないが、低コストかつ柔軟性のある契約を失う理由も乏しい。現時点では、オプション行使が有力と見るべきだろう。

■4.ブロニーへの保証

■4.ブロニーへの保証

[写真]=Getty Images


 ブロニー・ジェームズの2026-27シーズンの年俸は、6月29日に230万ドル(約3億7000万円)の全額保証へ移行する。

 レイカーズは保証日前にウェイブするか、契約を維持して残額を保証するかの判断を迫られる。しかし、現状では全額保証への移行が既定路線と見られる。金額は比較的小さく、キャリア2年目のブロニーには成長の兆しも見えた。ローテーション定着にはなお距離があるものの、完全なガベージタイム要員からは明らかに前進している。長期的な育成枠として扱えること、レブロン・ジェームズとの会話が控えていることを考えても、ここで手放す可能性は低い。

■5.2way選手へのクオリファイングオファー

■5.2way選手へのクオリファイングオファー

[写真]=Getty Images


 レイカーズは、ドリュー・ティミークリス・マノンに対するクオリファイングオファーの可否も決めなければならない。

 ティミーはサウスベイ・レイカーズで平均23.7得点、フィールドゴール成功率56.3パーセントを記録し、2年連続でGリーグのセカンドチームに選出された。フロントコートの層を考えれば、少なくとも保有権を残す意義はある。

 一方のマノンは、Gリーグのオールディフェンシブ・ファーストチームに選出され、守備面では際立ったが、3ポイント成功率31.5パーセント、平均2.5アシストと、オフェンス面には課題が残った。

 ただし、両者とも絶対的な残留案件ではない。ドラフト、サマーリーグ、ドラフト外FA市場でどのような若手を確保できるかによって、最終判断は変わり得る。

■7月以降の課題

■7月以降の課題

[写真]=Getty Images


 7月以降のレイカーズ最大の課題は、リーブスを残しながら、ドンチッチ中心の優勝仕様へロスターを組み替えることだ。

 レブロン、八村塁ルーク・ケナードジャクソン・ヘイズらがFAとなる中で、誰を残し、誰のキャップホールドを維持し、どの時点で権利放棄するかによって、使える資金とロスター編成は大きく変わる。

 補強の最優先は、ドンチッチと共存できる先発級センターの確保だ。新エースは、リムを守り、リバウンドを取り、スクリーンから確実にダイブできるビッグを熱望している。そのうえで、バックコートを補完する大型ウイングや、安価なベンチ戦力も欠かせない。

 レイカーズに残された時間は多くない。25位指名権、限られたキャップ柔軟性、そしてFA選手の保有権をどう組み合わせるか。この夏は、ドンチッチ時代のレイカーズが優勝を狙えるチームへ変わるかどうかを左右する、最初の本格的な勝負になる。

文=Meiji

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