Bリーグ公認応援番組
『B MY HERO!』
第3クォーターまで、作新学院のチームディフェンスが浜松開誠館を抑える展開に [写真]=須田康暉

鍛えてきた1対1を披露する作新学院の知久怜奈 [写真]=須田康暉
32-28と作新学院リードで折り返した後半の出だし、リードを一気に広げたのは作新学院だった。浜松開誠館のプレッシャーの強いディフェンスに対して、大越早姫がゴール下で粘りのシュートを決めきり、浜松開誠館にペースを与えない。さらに的を絞ったチームディフェンスとスピードに乗ったドライブで作新学院がこのまま引き離すかに思われた。
しかし、浜松開誠館は粘り強くゾーンディフェンスやトラップディフェンスを繰り出して作新学院の攻撃を止めることに成功すると、黒川菜津奈の3ポイント、さらに主軸の松岡木乃美、山本涼菜がドライブやジャンプシュートと連続得点で点差を縮めていく。すると第4クォーター残り5分37秒に松岡のシュートで逆転すると、その後は作新学院に逆転を許さず77-64で振り切った。

作新学院の渡邊コーチは「特別な場所だけど気持ちはいつも通り。やってきたことをやろう」と選手を送り出した [写真]=須田康暉
取材・文=入江美紀雄