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『B MY HERO!』
決勝では53得点21リバウンドをマークした桜花学園のオコンクウォ・スーザン・アマカ[写真]=日本バスケットボール協会
「SoftBank ウインターカップ2020 令和2年度 第73回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の女子決勝、東京成徳大学高校(東京都)を相手に89-65で勝利した桜花学園高校(愛知県)。決勝では、桜花学園のポイントゲッターであるオコンクウォ・スーザン・アマカが53得点と大暴れした。
この記録は、奥山理々嘉(ENEOSサンフラワーズ)が2017年大会の3回戦で叩き出した62得点に次ぐ歴代2位の記録。優勝会見の席でアマカは53得点の感想を語った。
「こんなにたくさん点が取れるとは自分でも思ってもいませんでした。コーチが行けると言っている時も私は自信がなかったのですが、チームメートが自信をくれました。私は仕事をするためにベストを尽くしました。どんなに疲れていても、リバウンドやリバウンドからのシュートを決めるために頑張りました」
3年前、桜花学園に入学した時は「(ボールを)キャッチもできなかった」と井上眞一コーチ。チェストパスやボールキャッチなどを教えるところから始まった。
それでも明るい性格もプラスに作用し、どんどんと吸収すると、1年生のインターハイでは大ブレイク。優勝に大きく貢献した。大会を経るごとに成長の跡を見せたアマカ。高校最後の大会での大記録達成は、これまでの彼女の努力がしっかりと数字になって表れたといえるだろう。
文=田島早苗