2021.07.27

洛南撃破の東海大学付属諏訪…司令塔の髙山鈴琉は次戦に向け「全力で戦っていきたい」

16得点8リバウンド9アシストをマークした東海大諏訪の髙山[写真]=伊藤 大允
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 7月27日、「令和3年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」は男子3回戦が行われ、東海大学付属諏訪高校(長野県)が近畿覇者の洛南高校(京都府)を63-60で破った。

 第1クォーターこそリードを許した東海大諏訪だったが、徹底したゾーンディフェンスで洛南の攻撃をしのぐと、第2クォーターには逆転に成功。1点のリードで迎えた後半でも両者譲らず、大接戦となったが、ここで勝利を引き寄せる活躍を見せたのが司令塔を務める髙山鈴琉(2年)だ。ペイントアタックからのアシストで仲間の得点を演出しただけでなく、自らも16得点をマーク。試合終盤にも相手にトドメを指すようなシュートを決めた。

 試合後、髙山は「自分の先輩や知り合いがいる洛南とやることができて、やる気にあふれてきていました。自分が集中することによってチームを勝たせることができたので、その流れで明日も頑張っていきたいと思います」と洛南戦の感想を語った。

 洛南には京都精華学園中学校時代の先輩である岩屋頼(3年)がいる。今日の試合ではマッチアップをしたが、「対戦が決まってから何回か連絡を取り合いました。自分たちが洛南と対戦できるまで頑張って戦い抜き、全国の舞台でやり合おうという話をしました」と髙山。「楽しみながら戦えました」ともコメントした。

 東海大諏訪は、準々決勝で福岡大学附属大濠高校(福岡県)と対戦。福大大濠は、ラトビアで開催された「FIBA U19ワールドカップ」に出場した岩下准平(3年)と川島悠翔(1年)の2人が一定の隔離期間を経て明日の準々決勝から合流予定だ。「今年はじめて(福大大濠)と戦うので、全力で戦っていきたいと思います。それと岩下さんや川島君がいる大濠をどう守るかを対策していきたいです」と、高山は洛南戦の勝利にも浮かれることなく、しっかりと次を見据えていた。
 
 
 

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