2023.12.14

福岡第一が圧倒的な強さで王者奪還…女子は岐阜女子が2度目の優勝/ウインターカッププレーバック 2018年

福岡第一が2年ぶり3回目、岐阜女子が3年ぶり2回目の優勝を飾った [写真]=大澤智子
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12月23日から29日にかけて東京体育館、武蔵野の森総合スポーツプラザを舞台に、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が行われる。本記事では過去大会をプレーバック。2018年大会を振り返っていく。

 男子は福岡第一高校(福岡県)が頂点に返り咲いた。2回戦から準決勝まで東山高校(京都府)、飛龍高校(静岡県)、東海大学付属諏訪高校(長野県)、桜丘高校(愛知県)を相手にいずれも20点差以上で快勝。決勝では中部大学第一高校(愛知県)と対戦した。松崎裕樹横浜ビー・コルセアーズ)がチーム最多21得点を挙げたほか、河村勇輝横浜ビー・コルセアーズ)が16得点5リバウンド7アシスト4スティール、小川麻斗千葉ジェッツ)も16得点と、のちのBリーガーが躍動し、85-42の圧勝で2年ぶりの王者奪還を果たした。

キャプテンとしてチームを優勝に導いた松崎裕樹 [写真]=大澤智子

 福岡第一の選手以外では中部大学第一の中村拓人広島ドラゴンフライズ)や桜丘の富永啓生(ネブラスカ大学)、飛龍の関屋心岩手ビッグブルズ)、八王子学園八王子高校(東京都)の木村圭吾群馬クレインサンダーズ)なども出場した。

 女子は岐阜女子高校(岐阜県)が2015年以来3年ぶり2回目の優勝を果たした。郡山商業(福島県)との初戦を93-63で制せば、聖和学園高校(宮城県)、京都精華学園高校(京都府)、津幡高校(石川県)と、全国の強豪校を次々と撃破。迎えた大阪薫英女学院高校(大阪府)との決勝では、ベスト5に選出された池田沙紀(山梨クィーンビーズ)やハディ ダフェ(三菱電機コアラーズ)を中心に得点を重ね、92-74で勝利を収めた。

 池田とハディ以外では大阪薫英女学院の清水咲来(山梨クィーンビーズ)、昭和学院高校(千葉県)の星杏璃(ENEOSサンフラワーズ)、桜花学園高校(愛知県)の平下愛佳(トヨタ自動車アンテロープス)なども輩出した。

 2018年大会の上位4校とベスト5は以下のとおり。

■男子
優勝:福岡第一高校(福岡県)
準優勝:中部第一高校(愛知県)
3位:桜丘高校(愛知県)
4位:帝京長岡高校(新潟県)

・ベスト5
河村勇輝(福岡第一)
松崎裕樹(福岡第一)
中村拓人(中部大学第一)
富永啓生(桜丘)
ケイタ カンディオウラ(帝京長岡)

河村勇輝(中央)と富永啓生(右)はのちの日本代表選手に [写真]=大澤智子

■女子
優勝:岐阜女子高校(岐阜県)
準優勝:大阪薫英女学院高校(大阪府)
3位:昭和学院高校(千葉県)
4位:県立津幡高校(石川県)

・ベスト5
池田沙紀(岐阜女子)
ハディ ダフェ(岐阜女子)
清水咲来(大阪薫英女学院)
星杏璃(昭和学院)
中道玲夏(県立津幡)

高校卒業後はWリーグの舞台に進んだ星杏璃 [写真]=大澤智子