2020.05.04
間もなく開幕するFIBAワールドカップ2019。13年ぶりに世界と対峙する男子日本代表のアニキ的存在、太田敦也(三遠ネオフェニックス)にとっても、初めて世界の舞台に上がることになる。ベテランの太田は現在のチームをどのように見ているか、そして自身の役割、ワールドカップにかける思いを聞いた。
取材=入江美紀雄、写真=伊藤 大充
――ワールドカップの本番を控え、チームの雰囲気はいかがですか?
太田 次第に雰囲気が変わってきたと思います。徐々にみんな本番モードに切り替えてきていますよ。
――八村塁(ワシントン・ウィザーズ)選手と渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)選手が合流して自身の役割に変化はありますか?
太田 僕は特にないです。全然変わらないです(笑)。
――改めて自身の役割はをどう考えていますか。
太田 メインはあの2人とニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)の3人。とにかくあいつらがやりやすいように。彼らもずっと出ているわけにはいかないので、間の繋ぎとかそういうポジションだと思っています。フォア・ザ・チームです。それしかできないです。
――ご自身のコンディションは?
太田 正直…普通。良くも悪くもないですね。
――太田選手と八村選手、ファジーカス選手の組み合わせはありますか?
太田 練習でに1、2回はあったかなと思います。塁が3番の時はさらにどう生かすかというのが難しいですね。3人がいる時は、スペースとかタイミングなどがいる時いない時で全然違います。
――本番ではヨーロッパのチームやアメリカと戦うことになりますが、特にインサイドのプレーヤーは違いますか?
太田 違うと思います。高さ、強さ、上手さ、全部違いますね。作戦遂行の精度も違ったなと感じます。
――その対策は。
太田 対策というよりはステップアップすることを目指してやっています。日本の課題に対して激しく突いてくるはずなので、練習中からオフェンスリバウンドを取られないように意識しています。
――最終的には12人のロスターに残るサバイバルが待っています。ワールドカップのコートに立つイメージは?
太田 イメージというか、立ちたいという気持ちはあります。絶対立ちたいです。竹内兄弟(公輔、譲次)は2006年の世界バスケに立ってるから、イメージもつきやすいかなと思いますが、僕は出てないからどういう雰囲気かとか全然知らないので。このような大会に出場すること自体が、自分にとって大きな意味があり、貴重な経験になると思います。
取材協力=DAZN
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