攻撃力を誇る富山グラウジーズは若手の躍動に期待、三遠ネオフェニックスはチーム力で上回れるか

バスケットボールキング編集部

バスケ情報専門サイト

富山グラウジーズ

2019.10.05 18:05 T.O.
試合終了
富山市総合体育館

三遠ネオフェニックス

■富山グラウジーズvs三遠ネオフェニックス（＠富山市総合体育館）
第1戦：10月5日18時5分、第2戦10月6日13時5分

　昨シーズンは1試合平均83.7得点という攻撃力を武器に、クラブ史上初のチャンピオンシップ進出を果たした富山グラウジーズ。シューターの大塚裕土（川崎ブレイブサンダース）が抜けたものの、「B.LEAGUE EARLY CUP 2019 HOKUSHINETSU」では3試合で277得点を奪い大会3連覇を達成し、幸先のいいスタートを切った。

　さらなる高みを目指す今季も、攻撃の要はレオ・ライオンズとジョシュア・スミス。新シーズンは、そこに日本で実績があり帰化申請可能なジョシュ・ペッパーズが加入し外国籍選手は一層強力になった。阿部友和とともにダブルキャプテンとしてチームを引っ張る宇都直輝も「自分たちのストロングポイントは間違いなくオフェンス」と言い張り、レギュラーシーズン開幕からオフェンス重視のバスケットを見せてくれるはずだ。

　迎え撃つのは同地区の三遠ネオフェニックス。三遠はBリーグ開幕から指揮を執った藤田弘輝氏（琉球ゴールデンキングスアシスタントコーチ）が退任し、ブライアン・ロウサム新ヘッドコーチを招へい。外国籍選手も総入れ替えするなど新たなチーム作りに乗りだした。「Bリーグの勢力図を変えたい」と、キャプテンを務める鈴木達也が言うように、2016−17シーズン以来となるCS出場を目指す。

　昨シーズンの両者の対決は、5勝1敗と富山が大きく勝ち越した。富山は大塚が抜けたポジションに入る葛原大智、前田悟らの若手選手がアグレッシブにプレーしチームをより活性化できれば試合を優位に進められるだろう。対する三遠は、相手の個の力に対抗できるチームバスケットを40分間貫くことが勝利へのカギ。「B.LEAGUE EARLY CUP 2019 TOKAI」では、初戦で敗れ1試合のみの実践となっただけに、どれだけ連携が高められているかに注目だ。また、シーホース三河から加入した西川貴之が、エース的存在になれるかも勝敗を左右する。

■ロースター（ヘッドコーチ：ブライアン・ロウサム）
・三遠
デビン・イーバンクス
 寺園脩斗
 川嶋勇人
 北原秀明
 ジェシー・ゴーバン
 太田敦也
 柳川龍之介
 岡田慎吾
 ダシルバヒサシ
 西川貴之
 鈴木達也
 菅野翔太
 カイル・バローン