2022.02.08

河村勇輝が意気込みを語る「目標は候補ではなく、代表入りすること」

20歳ながら日本代表候補入りを果たした河村勇輝
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 2月8日、強化合宿を実施している男子日本代表河村勇輝(東海大学)がオンライン会見に応じた。

 河村は東海大に通う傍ら、特別指定選手として横浜ビー・コルセアーズでプレー。2021-21シーズンはB1リーグ第21節を終えて、11試合の出場で1試合平均11.5得点3.2リバウンド6.2アシスト1.4スティールの活躍を見せている。代表選出に関して「ワクワクしています。いろいろな経験を積めたらいいなと思います」と感想を述べるとともに、「ただ、自分の目標は候補ではなく、代表入りすること。満足することなく、合宿中もアピールしていきたい」と意気込んだ。

 また、2021年9月から男子日本代表の指揮を執るトム・ホーバスヘッドコーチのバスケットボールについても言及。「トムさんのバスケを見たり、話を聞いたりしていく中で、自分のバスケットスタイルに合っているのではないかと感じることが多くあります。自分の特徴を活かせるスタイル」と語った上で、自身の現状を口にした。

「自分が日本代表ポイントガードのレベルにあるかと言われれば、まだまだの部分が多くあります。すべてのスキルについて、もう1つ、もう2つとレベルアップしていかなければいけないのは間違いないです」

 一緒にプレーするのが楽しみな選手を聞かれると、寺嶋良広島ドラゴンフライズ)と熊谷航信州ブレイブウォリアーズ)の両ポイントガードの名前を挙げて、「年齢がそこまで離れてなく、Bリーグでも活躍しているポイントガードの先輩方。練習中にいろいろなことを聞いたり、マッチアップする中で多くのことを学んでいきたいです」と意欲を示した。

 ホーバスHCが「彼(河村)の判断を見てみたい」と明かしたことについて、経験豊富な20歳の若武者は「ポイントガードとして判断力は大事な能力。それはこれまでずっとガードとしてプレーしてきた経験があります。ただ、判断力の部分についてもまだまだ。シュートセレクション、パスするタイミングは自分自身が持っている部分だと思うので、アピールできればと思います」とコメントした。

「トムさんの近くで練習をしたり、試合をこなすことができれば、自ずと(2023年の)ワールドカップや(2024年の)パリオリンピックへの可能性も広がってきます。前よりも少し現実的になったのかなと思います」と今後を見据えた。

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