2022.06.22

念願のパリ五輪出場へ第一歩を踏み出した河村勇輝「ここはまだスタート地点」

川村は横浜で平均10.0得点と活躍し、代表合宿へ招集された[写真]=B.LEAGUE
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「FIBAバスケットボールW杯2023 アジア地区予選」のWindow3へ向けた男子日本代表の合宿に参加している河村勇輝横浜ビー・コルセアーズ)が21日、記者会見に応じた。

 今シーズン途中に横浜ビー・コルセアーズへ加入した河村は、6試合の先発を含む32試合の出場で平均10.0得点7.5アシストをマーク。まさにチームの司令塔といえる活躍を披露したことが、若手中心の「ディベッロプメントキャンプ」、そして今回の合宿招集へとつながった。

 初のA代表のメンバー入りを目指す河村は、この合宿で「充実した時間を過ごせていると思います」と手応えを感じているようで、「A代表という大きなカテゴリーの中での練習でレベルの高いものをできていると思うし、学べるものが多い合宿だと思います」と日々成長を実感しているようだ。

 ただ、初のA代表合宿ということもあって戸惑うことも少なくないようで、「横浜での役割と代表での役割は全く別なので、横浜の感覚でプレーするとトムさんの感覚とは違うということに気づきました。代表のバスケットにシフトしていかないといけません」という。

 では、具体的にホーバスヘッドコーチからはどのような役割を求められているのか。若きポイントガードは所属チームでの役割と比較しつつ答えてくれた。

「横浜ではフリーになったとしても、周りをうまく使うようなことを心がけていましたが、代表ではPGでも第一にスコアをしっかりと狙っていく。フリーになったとしたらシュートを打て、と。PGがスコアするのがトムさんのバスケットなので、チャンスが少しでもあるのなら狙わないといけません」。

 河村は3月31日をもって東海大学を中退。2022-23シーズンから横浜とプロ契約を締結したが、その決断に至った理由の一つとして2024年に開催されるパリオリンピックへの出場を挙げていた。自身の念願でもあるオリンピック出場へ向けては「積み重ねが大事」と話し、「(代表は)慣れも必要になってくると思うので、まずはこのWindowで選ばれるようにしっかりと頑張っていきたい。この合宿に選ばれてステップは踏んでいると思うが、ここはまだスタート地点なので、緊張感を持ってやっていきたい」と気を引き締めた。

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