2022.07.11

日本が1勝6敗の14位でU17W杯閉幕…川島は得点ランキング2位、小川が3P王に

ワールドカップの舞台で世界の強豪国と戦う貴重な経験を積んだU17男子日本代表[写真]=fiba.com
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 7月2日から10日にかけて「FIBA U17バスケットボールワールドカップ 2022」がスペインで開催された。

 八村塁(ワシントン・ウィザーズ)を擁した2014年大会以来の出場を果たしたU17男子日本代表は、グループステージで3連敗を喫すると、決勝トーナメントの初戦で強豪フランスに大敗する。

 その後、順位決定戦に臨んだ日本はアルゼンチンに敗れたものの、続くレバノン戦に77-70の接戦で勝利。しかし、最終戦でドミニカ共和国に敗戦し、全体14位でワールドカップを終えた。

 戦績こそ振るわなかった日本だったが、個人スタッツでは大きなインパクトを残した選手がいる。

 ドミニカ共和国との最終戦で、5本の3ポイントを含む21得点と躍動した小川瑛次郎(羽黒高校2年)は、3ポイントシュート成功率で驚異の58.1パーセント(18/31)を記録。見事に今大会の3ポイント王を獲得した。

1試合平均17.9分のプレータイムながら3ポイント王に輝いた小川[写真]=fiba.com

 また、エースの川島悠翔(福岡大学附属大濠高校2年)は、得点ランキングで2位となった。グループステージ最終戦のリトアニア戦で27得点を挙げると、アルゼンチン戦でも26得点をマークするなど、日本をけん引し続けた川島の平均19.1得点は、得点王を獲得したJan Vide(スロベニア代表)とわずか1.0得点差。総得点でも134得点で2位となり、こちらも首位と7得点差だった。

「FIBA U16アジア選手権大会」でMVPに輝いた川島は、W杯でも大きなインパクトを残した[写真]=fiba.com

 さらに、崎濱秀斗(福岡第一高校2年)は平均4.9アシスト2.6スティールを記録し、アシストランキングで2位、スティールランキングで3位にランクイン。アルゼンチン戦では13得点6リバウンド11アシスト7スティールとハイパフォーマンスを発揮した。

アルゼンチン戦で躍動して以降は大きくプレータイムを伸ばした崎濱[写真]=fiba.com

 一方、今大会の決勝戦では、アメリカが79-67で開催国のスペインに勝利して優勝を飾ると、3位決定戦ではフランスが66-58でリトアニアを下して銅メダルを獲得した。

 U17ワールドカップの最終順位は以下の通り。

■最終順位
金メダル:アメリカ
銀メダル:スペイン
銅メダル:フランス
4位:リトアニア
5位:セルビア
6位:オーストラリア
7位:スロベニア
8位:ポーランド
9位:カナダ
10位:エジプト
11位:アルゼンチン
12位:ニュージーランド
13位:ドミニカ共和国
14位:日本
15位:マリ
16位:レバノン

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