2022.07.06

川島悠翔がU17W杯グループステージ終了時点で得点ランキング2位…2014年得点王の八村塁に続けるか

八村(右)のようにU17ワールドカップ得点王となることを目標に掲げる川島(左)[写真]=fiba.com
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 7月2日に開幕した「FIBA U17バスケットボールワールドカップ スペイン2022」に出場しているU17男子日本代表。グループステージ全日程が終了し、チームはここまで3戦全敗と苦戦している。しかし、そんななかでも得点面で存在感を放っているのが川島悠翔(福岡大学附属大濠高校2年)だ。

 6月にはU16アジア選手権で大会MVPと得点王を受賞した川島。今大会でもその能力を遺憾なく発揮しており、初戦のドミニカ共和国代表戦、2戦目のスペイン代表戦でともに16得点を挙げると、3戦目のリトアニア代表戦では27得点をマーク。200センチの長身を誇りながらも、キレのあるドライブや3ポイントも決めるなど、内外問わないプレーでチームをけん引している。

 川島は3戦を終えて計59得点、平均19.7得点を記録。これは現時点でともに大会2位の成績となっており、現在1位の選手(スロベニア代表 Jan Vide 計62得点、平均20.7得点)にも肉薄する数字だ。その活躍ぶりは海外でも注目されており、『ESPN』のドラフトアナリストであるジョナサン・ギボニー記者もSNS上で反応。リムまで侵入してのフィニッシュ能力や、シュートレンジの広さについて言及している。

 NBA入りを目標に掲げる川島は、大会前に「八村選手はワールドカップをきっかけに世界に進出しました。大会では八村選手と同じように得点王を取れるように頑張ります」と話していた。八村は2014年大会に出場し、7試合で平均22.6得点をマークして得点王に輝いている。

 はたして川島は偉大な先輩に続くことができるのか。3連敗でグループBの最下位となった日本は、次戦の決勝トーナメント初戦でグループAを3連勝で通過したフランス代表と対戦する。強豪との試合となるが、2014年大会の八村は当時のアメリカ代表やフランス代表、イタリア代表を相手に20得点以上を記録するなど存在感を放ち、自らの道を切り拓いた。川島にも自身が望むように、世界への道を切り拓く活躍ぶりを期待したい。

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