2022.07.14
7月9日、「FIBAアジアカップ2022」の男子日本代表(FIBAランキング38位)メンバーに選出された渡邊雄太がオンライン会見に応じた。
渡邊の日本代表活動は2021年に行われた「東京2020オリンピック競技大会」以来。NBAでの4シーズン目を終え、2022-23シーズンの去就が決まらない中、日の丸を背負って戦うことを決めた。「時間があれば、今年の夏も代表選手として活動したい思いが強かったです。いいタイミングでした」。
東京オリンピックから指揮官が変わり、河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)や富永啓生(ネブラスカ大学)といった若手もメンバーに名を連ねた。今大会のキャプテンは富樫勇樹(千葉ジェッツ)だが、渡邊は「リーダー」としてチームをけん引していく構えだ。
「自分はこれまで、国際大会を何度も経験しています。若い選手が多いので、今までの経験、自分が学んできたものを伝えるのは大きな役割。今までとはバスケットの内容が違い、大きな変化があるので、アジャストしなければいけません。自分は途中合流で、さらにアジアカップまで時間が限られているので、覚えなければいけないプレー、HCのやりたいバスケを理解するのが大事です」
3ポイントシュートを主体とするトム・ホーバスヘッドコーチのスタイルについて「いわゆる近代バスケ。ペイント外の2ポイントを打たないようにして、ペイントエリアのシュート、もしくは3ポイントシュートを打つ。NBAでもそういったチームは多いです」と話し、「スモールラインナップで、5人でしっかりと足を動かして、シュートをクリエイトしていくプレーは好きですし、自分にも合っています。彼のバスケにアジャストするのはそこまで時間が掛からないと思います」とコメントした。
アジアカップは12日に開幕し、まずはイラン代表(同23位)、カザフスタン代表(同68位)、シリア代表(同83位)とグループステージを争う。世界を知る27歳は「若い選手が多いからといって、経験だけで終わらせるつもりはありません。僕は勝ちにいきます。それはチームの全員が思っていることです。HCは『予選ラウンドの3試合を全勝して、1位で通過するのが直近の目標』と言っていました。その3試合に集中して、まずはその3つを全勝できたらと思います」と意気込みを語った。
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