2022.07.14

渡邊雄太、アジア杯初戦は「可能性を感じた試合」…河村勇輝と富永啓生にも言及

21得点8リバウンドの活躍で日本を勝利に導いた渡邊雄太 [写真]=fiba.com
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 7月14日、「FIBAアジアカップ2022」を戦う男子日本代表(FIBAランキング38位)の渡邊雄太がオンライン会見に応じた。

 日本は13日のグループステージ初戦でカザフスタン代表(同68位)を相手に100-68で勝利を収めた。渡邊はトム・ホーバス体制で初出場を果たし、29分26秒のプレータイムで21得点8リバウンド4アシスト1スティール3ブロックと攻守両面の活躍。「こういう大会の初戦では、入り出しはいつも難しいものです。自分が長い時間をプレーするのは久しぶりだったので、最初からいいリズムでいきたいと思っていた部分はありました。ただ、チーム全体的に少し硬さは出てしまったのかなと」と振り返り、「チームとして可能性を感じた試合」とも評価した。

 前半で3点のビハインドを背負ったものの、後半は相手の得点をわずか20点に抑えて試合をひっくり返した。渡邊はハーフタイムにチームメートへ「3点差で折り返したのはすごくラッキー」と呼びかけたという。

「前半が終わり、コーチたちがロッカーに入ってくる前、みんなに『あのゲーム内容で、たった3点差で折り返したのはすごくラッキーだ。ポジティブに捉えて、ディフェンスの強度をもう一段階だけ上げて後半に入ろう』と伝えました。ディフェンスが良くなかった部分もありましたけど、それ以上にカザフスタンがかなり高確率で外、中のシュートを決めていました。ディフェンスの強度を上げる必要がありましたけど、そこはあまりパニックになる必要がなかったというか。後半になったら自分たちの流れがくるだろうと思っていました」

 8得点8アシスト2スティールを記録した河村勇輝横浜ビー・コルセアーズ)を「昨日の試合のMVP」と絶賛。「彼の視野、パスセンスがすごいのは練習の時からわかっていました」。第2クォーター序盤、21歳の若き司令塔から鋭いパスを受け、ゴール下でダンク。また、「後半の大量リードにつながった」ディフェンス面の活躍も評価し、第3クォーターだけで3本の長距離砲を沈めた富永啓生(ネブラスカ大学)についても言及した。

「彼が外から決めることによって、中も空いてきて、いい展開でバスケットができるようになります。彼の3ポイントは今の日本代表にとって大きな武器になっています」

 15日の対戦相手はシリア代表(同83位)。FIBAランキングこそ日本のほうが上だが、「すごく力のあるチームだと思います。そう簡単に勝てる相手ではない」と警戒し、「まずはディフェンスをしっかりとやって、自分たちの得意な速い展開からいいシュートを打つバスケットを明日もやっていけたらと思っています」と離した。

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